パニック障害に効く漢方おすすめ7選!飲み方や注意点も紹介 | ぱにらぼ
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パニック障害に効く漢方おすすめ7選!飲み方や注意点も紹介

パニック障害に効く漢方おすすめ7選!飲み方や注意点も紹介

「パニック障害に漢方が聞くって本当?」
「パニック障害に有効な漢方なんてあるの?」

パニック障害の症状を改善するために、漢方の服用を試そうと考える人もいるでしょう。

お出かけや出勤など、外出前に不安な気持ちで心が苦しくなることってありますよね。

「電車に乗れるか不安」「なれない場所でパニック障害の症状が出てしまうかも」

不安になって、楽しみにしていたお出かけをキャンセルしたり、苦しい気持ちを抱えたまま外出したりするのは辛いですよね。

そこで今回は、パニック障害に有効な漢方を7つ紹介します。またおでかけ前に飲むだけで不安をグッと抑えてくれる『即効性のある漢方』についても解説するので参考にしてくださいね。

漢方に副作用はあるの?依存性は?そんな疑問にも答えていますので、漢方を選ぶときの参考にするといいでしょう。

この記事の要約
  • 副作用や依存性のないものが多い点で、漢方は重宝されている
  • ストレスを感じやすい人には「桂枝加竜骨牡蛎湯」がおすすめ
  • 飲みやすさを重視するなら「甘麦大棗湯」がおすすめ

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ライター

新見 正則 医師

新見正則医院院長。西洋薬を使わず、漢方など副作用や依存性の少ない方法で治療を行う。重症度の高いパニッ...

ライター

おおた

小学生の子を持つWebライター。周囲にパニック障害や不安・うつ・発達障害に悩む友人が多いことから、「...

漢方とは?本当にパニック障害に効くの?

漢方の画像

漢方は、植物、鉱物、動物など自然界のものから作られたものです。

漢方に対する疑問

「漢方で気持ちが落ち着く」といわれても、副作用や依存性があるのではないかと不安になることもあるでしょう。

「漢方に副作用はあるの」「漢方に依存性はある?」「漢方はいつ飲んだらいいの?」そんな疑問にお答えします。

漢方の副作用は?

薬と聞くと、副作用があるのではないか。薬が切れた時に、不安や苦しさが増してしまうのでは?と考えて、飲むのをためらってしまうこともありますよね。漢方には副作用がほとんどないといわれているんです。

漢方には副作用はほとんどありませんが、なにか「おかしいな」と思ったら主治医にご相談くださいね。
新見先生(新見正則医院 院長/飯田橋駅徒歩すぐ

漢方に依存性はある?

「漢方を一度服用するとやめられなくなるのでは?」と、依存性が気になる方もいらっしゃるでしょう。不安な気持ちが落ち着くとはいえ、薬が手放せない生活も辛いもの。漢方は依存性がないものなので、「やめられなくなるのでは?」「薬に頼りすぎてしまうのでは?」といった心配も不要ですよ。

病院で処方される漢方は依存性がゼロのものも、多いです
新見先生(新見正則医院 院長/飯田橋駅徒歩すぐ

漢方の飲み方について|漢方を飲むのはいつ?何回飲む?

漢方を初めて試してみるという方もいらっしゃるでしょう。いつ飲んだらいいのか、初めてだと、不安に感じてしまいますよね。

漢方の薬は、西洋の薬とは異なり、飲む時間や回数が明確に決まっているわけではありません。「不安な気持ちが強い」「心を落ち着かせたい」など自分のタイミングで服用してみてくださいね。

服用を進めながら、自分に合った回数やタイミングをみつけてみてはいかがでしょう。

基本は空腹時に服用となっていますが、食後の方がいいなら食後に飲んで問題はありません。
新見先生(新見正則医院 院長/飯田橋駅徒歩すぐ

パニック障害の症状が落ち着くおすすめの漢方7選

「外出前に不安な気持ちが強くなる」「翌日の予定を考えると、不安で眠れなくなる」などパニック障害の症状に悩んでいる人もいるでしょう。
お出かけ前に飲むことで、不安な気持ちが落ち着く効果が期待できるといわれる漢方薬について、お伝えします。

おすすめの漢方は、こちらの7種類。

・フアイア
・甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
・小建中湯(しょうけんちゅうとう)
・加味帰脾湯(かみきひとう)

それぞれの特徴についてお伝えします。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方1.「フアイア」

フアイアはエンジュ(槐)と呼ばれる老木に生えるきのこ由来の生薬です。フアイアには免疫を上げる効果があるので、ほかの漢方とあわせて服用することで漢方の効果があがり、パニック障害の症状の改善が期待できるんです。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方2.「甘麦大棗湯」(かんばくたいそうとう)

甘麦大棗湯は、甘草、小麦、ナツメの3種類の食べ物で構成された漢方です。味は、甘めで飲みやすいと感じる人が多いようです。即効性があり、すぐに安心できた、という声も多くあります。インターネットの通販では、子ども用のものが売られていますが、大人が飲んでも問題はありません。まずは、1包ずつから試してみてはいかがでしょう。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方3.「加味逍遙散」(かみしょうようさん)

ホルモンバランスを改善する効果をもつ漢方です。イライラや沈みがちな気持ちの改善に効果があるといわれています。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方4.「柴胡加竜骨牡蛎湯」(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯は、強いストレスを感じている人に効果があるとされる漢方です。パニック障害に悩む人は、ストレスを感じやすかったり、強いストレスで不安になったり上手く寝付けなかったりすることもありますよね。高血圧など生活習慣病にも効果が期待できるので、不調を感じる人にもおすすめです。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方5.「桂枝加竜骨牡蛎湯」(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡蛎湯も、ストレスに悩む人におすすめの漢方です。お子さんにおすすめの漢方なので、少し小柄な方や細身の方は、柴胡加竜骨牡蛎湯よりもこちらが向いているかもしれません。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方6「小建中湯」(しょうけんちゅうとう)

お子さんがパニック障害に悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。お子さんが不安な気持ちを抱えてたり、苦しんでいたりする姿を見るのはつらいですよね。パニック障害に悩んだり、ストレスが強いお子さんには、小建中湯がおすすめです。また、お子さんだけでなく胃腸が弱いとお悩みの方にもこちらの漢方がおすすめです。

パニック障害に悩む人におすすめの漢方7.「加味帰脾湯」(かみきひとう)

パニック障害の症状に悩んでいる人の中には、「夜眠らないと思っても眠れない」「寝たのに夜中に目が覚めてしまう」などでお悩みの人もいらっしゃるでしょう。眠りたいのに眠れない症状は翌日のスケジュールに影響が出たり、疲れが取れなかったりして辛いですよね。

睡眠を改善させたいなら加味帰脾湯がおすすめです。「不安が強くて上手く眠れない」「朝早く目が覚めてしまう」などでお悩みの人は試してみたはいかがでしょう。

薬を飲んでもパニック障害が改善しなかった人に、漢方で効果が出たという報告もあります。
新見先生(新見正則医院 院長/飯田橋駅徒歩すぐ

パニック障害には漢方の服用もおすすめ

パニック障害に悩む人におすすめの漢方を7つご紹介しました。漢方は依存性がなく、副作用も少ないので薬をやめられなくなったり、副作用に苦しんだりする心配が少なくて済むメリットがあります。
漢方は薬局やネット通販など購入場所により、量や配合に違いがあります。試してみて自分に合うものを見つけてみてはいかがでしょう。

漢方にはさまざまな種類があり、どの漢方が効くかは1人ひとり異なります。「漢方を飲んで本当に効果が出るのかな」「このまま服用して大丈夫かな?」そんな風に悩んで当然です。

「自分には効くかわからない」と不安な気持ちになったときは、新見正則医院など、信頼できる医師にお話を聞いてみることをオススメします。