どうする?飛行機でパニック障害が出た時の対処法【乗れない原因と予防策】

飛行機でパニック障害が出た時の対処法!予防策も紹介【症状別】

この記事では機内症状が出る原因や乗れない理由も交え、飛行機でパニック障害が出た時の対処法を解説します。

飛行機に乗ってる時に発作が出たらどうすればいいんだろう?
他の人たちはどう対処しているの?

パニック障害に悩む方の中には、飛行機に乗ることを不安に感じている方も多いのではないでしょうか。「機内でパニック症状が出たらどうしよう」と考えると不安ですよね。

しかし、旅行や出張などでどうしても飛行機に乗らなくてはいけない、という方もいるはずです。

そこで、本記事では次の症状別に飛行機でパニック障害が起きた際の対処法を解説します。

症状が出た際にすぐ対応できるよう対処法を把握しておけば、安心して飛行機に乗れます。

また、飛行機内でパニック障害に陥らない予防策も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 機内でパニック発作が出た際は気持ちを落ち着けながら深呼吸しよう
  • 別のところに意識を向けるのも搭乗前の予期不安に効果的
  • 症状へ対処しやすいよう、航空会社の「事前登録サービス」に登録しておこう

なお、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加するオンラインコミュニティ「にこっとプラス」では、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画を無料で配布しています。

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パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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監修者:新見 正則 医師
新見 正則 医師

新見正則医院院長。西洋薬を使わず、漢方など副作用や依存性の少ない方法で治療を行う。重症度の高いパニック障害の患者さんを多数、診察。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。『フローチャートメンタル漢方薬』など、著書多数。

症状や状況に適したパニック障害の対処法をまとめて知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

パニック障害の対処法まとめ!症状・状況別にわかりやすく解説

目次

パニック障害で飛行機に乗れない・機内で症状が出る原因

飛行機へ乗るのに恐怖を感じたり、機内でパニック障害の症状が出る原因は共通しています。そのため、搭乗前に感じる恐怖や機内で出た症状への適切な対処には、原因への理解が不可欠です。

そこで、はじめにパニック症状への恐怖から搭乗に恐怖を感じたり機内で症状が出てしまう原因を、4つにまとめて紹介します。

  • 密閉された空間への恐怖
  • 逃げられない状況への不安
  • 気圧変動や機体の揺れによる身体変化
  • 過去に機内で発作を起こしたトラウマ

パニック障害で不安になる原因を詳しく知りたい人は、下の動画も参考にしてください。

原因1:密閉された空間への恐怖

飛行機内の密閉された空間への恐怖は搭乗に恐怖を感じたり、パニック障害の症状が出てしまう原因の1つです。

機内の閉鎖的な空間は、パニック障害を持つ方に逃げ場がないと感じさせ、不安を増幅させます。閉鎖的な空間にいると、息苦しさを感じることもあり、心拍数が上がるケースも。特に、閉所恐怖症を持つ人にとっては一層恐怖を感じさせ、発作等が起こる引き金となり得ます。

上記より、飛行機内という密閉空間は恐怖を感じさせ、パニック障害の症状を誘発する原因になる⁨わけです。

原因2:逃げられない状況への不安

逃げられない状況への不安も、搭乗に恐怖を感じたりパニック障害の症状が出てしまう原因の1つです。

飛行機では、一度離陸するとすぐには降りられない状況が続きます。この「逃げ場がない」という感覚が不安を増幅させ、パニック障害の症状を誘発します。

「何かあったらどうしよう…」という心配が募り、逃げる選択肢がないことで不安が増幅するわけです。逃げ場がない機内でどうしようもできないことへの心理的なプレッシャーは、パニック発作を誘発するリスクを高めてしまうのです。

原因3:気圧変動や機体の揺れによる身体変化

搭乗中特有の気圧変動や揺れによる身体変化も、搭乗に恐怖を感じたりパニック障害の症状が出てしまう原因の1つです。

飛行機の上昇や降下に伴う気圧変動や機体の揺れは、耳の詰まりや息苦しさなどの身体変化をもたらし、不安を増幅させるきっかけになりえます。特に、こうした変化に敏感な方は「このまま悪化したらどうしよう…」と感じてしまう可能性も。

気圧変動や機体の揺れによる身体変化で増す不安感は、パニック障害の症状と似ているため、発作を引き起こすきっかけになり得るわけです。

原因4:過去に機内で発作を起こしたトラウマ

過去に飛行機内でパニック発作を経験したことがある方は、その記憶がトラウマとなり、搭乗前や搭乗中に不安感や症状が出やすくなる傾向にあります。

「また同じことが起きたらどうしよう…」といった想像が、発作の引き金になるわけです。過去の経験が心に影を落とし、パニック障害の症状を誘発指定しまうのです。

飛行機内でパニック発作が出た時の対処法

ここでは、飛行機内でパニック発作が出た時の対処法を、4つにまとめて紹介します。なお、今回紹介するのは「リラクゼーション技法」にあたる対処法です。

また、次の記事では原因や予防策も交え、パニック発作が出た時の対処法を詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

パニック障害で発作が出た際の対処法!原因や予防策も紹介

※パニック発作とは
パニック発作とは突然、強烈な恐怖や不安をともなうことで、激しい心拍数の増加(心臓がドキドキする)・発汗・震え・息切れや息苦しさ・胸の痛みや不快感・めまいやふらつきなどの症状が生じることです。発作は予測不能で、数分から数時間続くことがあります。

※リラクゼーション技法とは
リラクゼーション技法とは、ストレスを軽減し、心身のリラックスを促進する深呼吸といった方法やテクニックを指す言葉です。パニック障害の症状を和らげる対処法として有効的です。

飛行機内でパニック発作が出た時の対処法は下の動画でも詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。

気持ちを落ち着けながら深呼吸する

パニック発作が起きると無意識に力が入り、呼吸が浅くなってしまいがちです。呼吸が浅い状態が続くと不安がさらに強くなってしまうため、意識的に深呼吸をするようにしましょう。

浅くなった呼吸を整えることで心拍数や血圧が下がり、気持ちを落ち着かせることができます。鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり息を吐く動作を10回ほど繰り返すのが効果的です。

また、深呼吸をする際には、頭の中で数字を数えることも大切です。パニック発作が起きているときは、息をゆっくり吸おうと思っても上手くできるとは限りません。

数字を数えることで呼吸に意識が集中しなくなり、自然と深い呼吸ができる場合もあるため、試してみてください。

なお、下の記事ではやってはいけないことも交え、パニック障害の症状が出た際に落ち着く方法を詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。

パニック障害の症状が出た際に落ち着く方法!やってはいけないことも紹介

温かい飲み物を飲む

パニック発作が起きた時には、温かい飲み物を飲むことも効果的な方法のひとつです。温かい飲み物を飲むことで呼吸から意識を逸らすことができ、発作を抑えられます。

おすすめの飲み物は、カモミールティーやラベンダーティーなどのリラックス効果のあるものです。また、緑茶やココア、ウォームミルクなどもパニック発作が起きた際にはストレスの緩和や気分のリフレッシュに役立ちます。

避けた方が良いものとしては、カフェイン類です。カフェインは、アデノシンという神経伝達物質の働きをストップさせ、パニック発作を引き起こす要因になります。

リラックスできる音楽を聴く

リラックスできる音楽を聴くことは、パニック障害の発作を早期に落ち着かせることにつながります。実際に、音楽を聴くことはストレスの軽減に効果的です。

発作が起きた際におすすめの音楽は、ゆっくりめの好きな音楽です。発作が起きた時、起きそうな時にすぐに対処できるように、事前に聴く音楽を用意しておきましょう。

また、歌詞がある音楽の場合、歌詞の内容に意識が向いて脳が休まらない可能性があります。そのため、川のせせらぎ音や鳥のさえずり、波の音などで好きなものがあれば、意識的に聴くようにしましょう。

安心できる人とコミュニケーションを取る

家族や友人、恋人など、安心できる人とコミュニケーションを取ることで発作が和らぐことがあります。飛行機に乗って不安を感じたら安心できる人とコミュニケーションを取り、「大丈夫」と声をかけてもらいましょう。

パニック発作が心配な時には、1人ではなく必ず誰かと一緒に飛行機に乗ることが大切です。1人で無理はせず、周囲の人に助けてもらいながらチャレンジしてみてください。

また、周りにパニック障害について話せる人がいないと悩んでいる方は不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加する、不安パニック専門のオンラインサポートコミュニティ「nicot+(にこっとプラス)」にご参加ください。

「にこっとプラス」では、次のように参加者同士が症状への悩みや対処法といった情報を気軽に交換することができます。

なお「いきなりコミュニティに入るのはちょっと気が引ける…」と不安な方は、自宅や外出先で行える、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画をご覧ください。

実際に、本動画を視聴した91%の方が症状の改善を実感しています。パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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なお、次の記事ではパニック障害の症状がでた時に安心できるものを、おすすめアイテムも交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。

→ パニック障害の症状がでた時に安心できるもの!おすすめアイテム5選

飛行機の搭乗前に予期不安が出た時の対処法

※予期不安とは
予期不安とは、再びパニック発作が起こることを恐れ、その可能性を予期して感じる持続的な不安感です。意識的に発作が起こりやすい状況や場所を避ける原因になることで、日常生活に支障が起きるケースもあります。

搭乗前に予期不安の症状が出ると不安になりますよね。そんな時には、以下2つの対処法を試してみてください。

  • 深呼吸をする
  • 別のところに意識を向ける

パニック発作が出た際の対処法と同じように、予期不安が出た際にも深呼吸をすることは効果的です。なるべく呼吸のしやすい体勢を取り、ゆっくりと息を吸って吐きましょう。

また、意識を別のところに向けることも大切です。好きな音楽を聴いたり、親しい人と話すなどして、できる範囲で意識を別のところに向けるようにしてください。

なお、予期不安の対処法をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

パニック障害で予期不安の症状が出た際の対処法!原因や予防策も紹介

飛行機内で広場恐怖が出た時の対処法

※広場恐怖とは
広場恐怖とは、パニック発作が起こった場合に逃げ出すのが困難な場所や状況(人混み・電車やバス・エレベーターやエスカレーターなど)へ陥ることへの恐怖です。特定の場所や状況を避けることで、生活が制限され、日常活動に支障をきたすケースがあります。

すぐに逃げられない、助けを得られないと思うと不安になっても仕方ありません。飛行機内で広場恐怖の症状が出た際には、映画などをみて自分が飛行機の中にいることを意識しないようにすることが大切です。

自分が飛行機の中にいると思うと不安な感情が増幅してしまうため、なるべく他のことに意識を向けるようにしましょう。また、「他者信頼」の考えを持つことも効果的な方法になります。

「他者信頼」の考えとは、「パニックが起こったとしても、周りにバッシングするような敵はいない」と考えることです。実際に、飛行機内ではパニック障害や広場恐怖に対する適切な知識を持ったCAさんがいつでもサポートしてくれます。

飛行機内で広場恐怖が起こった際にいつでも助けを得られると思えれば、気持ちが軽くなって安心できるでしょう。

パニック障害の改善法をより詳しく知りたい人は次の動画を参考にしてください。

なお、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加するオンラインコミュニティ「にこっとプラス」では自宅や外出先で行える、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画を無料配布しています。

実際に、本動画を視聴した91%の方が症状の改善を実感しています。パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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飛行機内でパニック障害に陥らない予防策

飛行機内でパニック発作が出た際の対処法を事前に知っておくことは大切です。しかし、パニック障害に陥らない予防策を知っておくことはさらに重要になります。

予防策として効果的なことは以下の5つです。

  • 前日までに航空会社へ連絡する
  • 早めに出発し空港内を散歩する
  • 搭乗前に飲み物を買っておく
  • 機内でできる対処法を確認しておく
  • 機内での移動は最小限におさえる

それぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

予防策1:前日までに航空会社へ連絡する

1つ目の予防策は、前日までに航空会社へ連絡することです。JALやANAなどの航空会社では、会員向けに予約や搭乗時の要望に応えられるよう「事前登録サービス」を用意しています。

本サービスで、パニック障害であることや「こんな時はこうして欲しい」という要望を登録しておくと、実際に次のようなサポートが受けられます。

  • 予約時に広い座席や通路側の席などを取ってもらえる
  • 搭乗口まで家族と同行させてくれる
  • 当日は常にCAさんが気にかけてくれて 「辛くありませんか?」「気分はいかがですか?」といった声かけをしてくれる
  • 当日急に体調が悪くなった場合にも、スムーズに対応してもらえる
  • 手荷物を他の乗客よりも早く受け取れる

にこっとプラス」の会員さんのなかには「事前登録サービス」を使用したことで、安心して飛行機へ搭乗できたという方もいらっしゃいました。

先月夫と一緒に飛行機に乗った時 予め電話を入れておきました
搭乗口から優先的に乗るお子さん連れや車椅子の方が多かったので 行きはなんとなく遠慮してしまい アピールすることもなく機内の特別なサービスもありませんでしたが
帰りはキャビンアテンダントさんの近くの席だったこともあり 搭乗している間中 なにかと 来てくださっては 声をかけて頂き安心でした
さりげない心遣いがありがたく 往復とも 不安なく乗ることが出来ました。

不安・パニック障害専門のオンラインサポートコミュニティ「nico+(にこっとプラス)」

パニック発作はいつ起こるかわからないからこそ、事前に予防策を取ることが重要です。

予防策2:早めに出発し空港内を散歩する

2つ目の予防策は、早めに出発し空港内を散歩することです。散歩には、脳内からエンドカンナビノイドと呼ばれる物質を生み出す効果があり、苦手意識が薄まって不安感を軽減できると言われています。

10分程度、少し汗をかくくらいの速さで歩いてみてください。より多くのエンドカンナビノイドが生み出され、安心感が高まります。

また、散歩の際には空港内にどんなお店・施設があるのかを見ながら歩くことがおすすめです。散歩を楽しみながら不安感を軽減できるため、安心して登場できます。

搭乗当日は、少し早めに空港へ着くように行き、空港内を散歩してみましょう。

予防策3:搭乗前に飲み物を買っておく

3つ目の予防策は、搭乗前に飲み物を買っておくことです。搭乗前にノンカフェインの飲み物や麦茶を飲むことで、不安や緊張をほぐすことにつながります。

また、頬や首などに冷たい飲み物をつけると、ひやっとした感覚が不安にばかり気を取られていた意識を「今この瞬間」に戻してくれます。気持ちをコントロールしやすくなるため、ぜひ試してみてください。

もちろん、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物でも問題ありません。あなたが安心できる飲み物を買っておくようにしてください。

予防策4:機内でできる対処法を確認しておく

4つ目の予防策は、機内でできる対処法を確認しておくことです。事前に機内でパニック発作が出た時の対処法を確認しておくことで、いざという時に落ち着いて対処できます。

先ほど解説した、飛行機内でパニック発作が出た際の対処法をおさらいしておきましょう。

  • 気持ちを落ち着けながら深呼吸する
  • 温かい飲み物を飲む
  • リラックスできる音楽を聴く
  • 安心できる人とコミュニケーションを取る

また、上記の4つ以外にも、パニック発作が起きた際にCAさんに伝えるということも大切です。実際のところ、飛行機で不安な気持ちになってしまう方は多くいます。

そのため、CVさんはパニック障害の知識や対処法をきちんと学んでおり、適切なサポートをしてくれます。飛行機内でパニック発作が出た際には、我慢せずにCAさんに伝えましょう。

なお、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加するオンラインコミュニティ「にこっとプラス」では、自宅や外出先で行えるパニック障害への対処法をまとめた動画を無料配布しています。

91%の方が動画の内容を実践し、症状の改善を実感。気軽に効果的な対処法を知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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予防策5:機内での移動は最小限におさえる

5つ目の予防策は、機内での移動は最小限におさえることです。機内で必要以上に移動すると「飛行機に乗っている」ということを意識してしまい、不安を感じやすくなります。

トイレなどの場合は仕方ありませんが、なるべく移動しないことを意識してみましょう。先ほども解説したように、音楽を聴いたり、映画を観たりなどして意識を他のところに向けることが大切です。

また、何か要望がある場合には、CAさんに遠慮なく頼むようにしましょう。おしぼりを多めにくれたり、ブランケットを持ってきてくれたりと、あなたが安心できるようなサポートをしてくれます。

飛行機でのパニック障害によくある悩み

最後に、飛行機でのパニック障害によくある悩みへまとめて回答します。

  • 窓際と通路はどちらの座席に座るべき?
  • アイマスクとかはしても大丈夫?
  • 搭乗時に添乗員さんへ障害がある旨は伝えるべき?
  • 機内で症状が出た際に効きやすい薬はある?

事前によくある悩みを知っておけば、実際に搭乗した際に安心して過ごせるため、必ずチェックしておいてください。

窓際と通路はどちらの座席に座るべき?

飛行機に乗る際にパニック発作が起きないか心配な方は、通路側の座席がおすすめです。理由としては、何かあった時CAさんに話しかけやすいことや、飛行機に乗っていることから気を逸らせられるためです。

窓際の座席では、閉塞感からや前述した逃げられない状況への不安から発作を誘発する可能性もあります。特に、閉所恐怖症の方は窓際の座席は避けるのが賢明です。

また、通路側の席に座っていればトイレに行きたくなった際に、他の乗客の前を通らなくて済みます。トイレに行きづらいと、つい我慢してしまうという方も少なくないでしょう。

気を使わずに飛行機に乗れるため、パニック発作が起きないか心配な方は、通路側の席に座るようにしましょう。

アイマスクとかはしても大丈夫?

飛行機に乗る際にアイマスクをすることは問題ありません。アイマスクをすることで飛行機に乗っていることから気を逸らせるため、不安な方は活用してみましょう。

また、飛行機にはホットアイマスクを持ち込むこともできます。ホットアイマスクはリラックス効果もあるため、気持ちを落ち着かせるのに便利です。

アイマスクを持ち込むことで安心できるという場合は、遠慮なく使いましょう。

搭乗時に添乗員さんへ障害がある旨は伝えるべき?

前述した「事前登録サービス」を利用していれば、搭乗時に添乗員さんへ障害がある旨を伝える必要はありません。基本的には、搭乗時に添乗員さんから挨拶をしてくれます。

その後も、定期的に声をかけてくれたり、トイレの声かけなどをしてくれるため、安心して機内の時間を過ごせます。飛行機に乗る際にパニック発作が不安という方は、必ず「事前登録サービス」を利用するようにしましょう。

機内で症状が出た際に効きやすい薬はある?

症状を緩和する医薬品は存在しますが、使用前には必ず医師と相談し、処方を受けましょう。

医師への相談なしに市販薬を服用しては、症状が悪化してしまう可能性や副作用でより苦しむことにもなりかねません。

飛行機へ乗る前に、医師へ相談し必要に応じて薬を処方してもらいましょう。その際、適切な服用方法もあわせて効くのを忘れないようにしてください。

なお、本メディア「ぱにらぼ」の監修を務める新見先生の「新見正則医院」では、パニック障害の症状をヒアリングしたうえで、適切な処方が受けられます。専門の主治医が決まっていない方は、この機に一度ご受診ください。

まとめ

本記事では、飛行機内でパニック発作が起きた際の対処法や予防策について解説しました。飛行機に乗ることに不安を感じる方も多くいるでしょう。

そのため、これから飛行機に乗る予定がある方は、本記事で解説した内容をぜひ試してみてください。また、多くの航空会社はパニック障害を抱える方に向けて、丁寧かつ手厚いサポート体制をとっています。

いざという時に必要な知識を持ったCAさんが適切なサポートをしてくれるため、安心してチャレンジしてみてください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。

また、以下の記事では旅先でパニック障害が起きた時の対処法について解説しています。目的地に到着した後に、安心して過ごすためにもぜひ参考にしてください。

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