この記事では服用時の注意点も交え、症状別でパニック障害におすすめの市販薬を紹介します。
パニック障害に効く市販薬はどれだろう?
どれを選べばいいのかわからない…
何の前触れもなく突然起こるパニック障害の症状に悩んでいる方は多いですよね。なかには、症状を軽減させるために市販薬の購入を検討している方もいるでしょう。
しかし、パニック障害に効く薬が何なのかわからず、悩んでいるという方もいるはずです。薬は正しい知識がない状態で服用すると、パニック障害の症状を悪化させることにもなりかねません。
とくに市販薬は医師に処方された薬ではないため、より一層注意する必要があります。
そこで、本記事では次の症状別に、パニック障害へ効果的な市販薬を紹介します。
市販薬を購入する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- パニック障害の発作には「GABAサプリメント」や「L-テアニン」がおすすめ
- 予期不安には「マグネシウムサプリメント」や「ビタミンB群サプリメント」がおすすめ
- 広場恐怖には「オメガ3脂肪酸サプリメント」や「レスキューレメディ」がおすすめ
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パニック障害の発作におすすめの市販薬4選
さっそく、パニック障害の発作に効果的な市販薬を4つ紹介します。
- GABAサプリメント
- バレリアンルートサプリメント
- L-テアニン
- メラトニンサプリメント
GABAサプリメント
GABAとは「γ-アミノ酪酸」の略語であり、トマトやカカオなどに多く含まれるアミノ酸の一種です。緊張した時に興奮した神経を落ち着かせて、ストレスを緩和したり、不安を軽減したりといった効果が期待できます。
GABAがパニック障害の発作に効果的な理由は、過剰に分泌されるノルアドレナリンを抑制してくれるためです。人はストレスを感じると、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。
適度なノルアドレナリンは人体に良い影響をもたらしますが、過剰に分泌されると不安感が強くなり、パニック発作を引き起こします。その過剰なノルアドレナリンを抑制してくれるのがGABAです。
GABAは、スーパーやネットで1,600円ほどで購入できます。
バレリアンルートサプリメント
バレリアンとは、睡眠に効果があるとされているハーブサプリメントです。古くから精神や神経を鎮め、眠りを深める効果があるとして利用されています。
臨床試験も多く行われており、比較的安全に利用できるサプリメントです。バレリアンルートサプリメントが睡眠に効果的な理由は、GABAに作用することで穏やかな鎮静作用をもたらすためです。
バレリアンルートサプリメントは、ネットで5,000円ほどで購入できます。海外直送品が多いですが、バレリアンを含むサプリメントであればDHCなどでも1,000円ほどで販売しています。
L-テアニン
L-テアニンは、リラックス効果が期待できるお茶に含まれるアミノ酸の一種です。旨味成分とも言われており、高級なお茶や新茶に多く含まれています。
L-テアニンには、次のような効果があります。
- 睡眠の質向上
- リラックス・ストレス解消
- 集中力を高める
太陽化学の実験では、健康な男性22名に対して6日間就寝前にテアニンを200mg摂取させたところ、睡眠の質が向上したという結果が出ています。その他の実験でも、L-テアニンがリラックスや集中力を高めるのに効果的というデータが出ています。
L-テアニンは、ネットや薬局で2,000円ほどで購入可能です。
メラトニンサプリメント
メラトニンサプリメントは、入眠作用や睡眠リズムを整える効果があるサプリメントのことです。体内時計のリズムを整えているホルモンといわれており、自然な眠気を促し、リズムを整えていく効果が期待できます。
また、依存性が極めて少ないことも特徴です。夜間のパニック発作に役立つことがあります。メラトニンサプリメントは、ネット上で3,000円ほどで購入できます。
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パニック障害の予期不安におすすめの市販薬5選
ここからは、パニック障害の予期不安に効果的な市販薬を、厳選して5つ紹介します。
- マグネシウムサプリメント
- ビタミンB群サプリメント
- アシュワガンダサプリメント
- セントジョーンズワートサプリメント
- ホーソンベリーサプリメント
マグネシウムサプリメント
マグネシウムサプリメントは、現代人が不足しがちな栄養素であるマグネシウムを効率的に摂取できます。マグネシウムは「必須ミネラル」のひとつであり、筋肉の収縮や神経の伝達、血圧や体温の調整に関与しています。
パニック障害に効果があるのは、筋肉を緩めてリラックスに導くことや、血流を良くすることで気持ちを落ち着かせることができるためです。マグネシウムサプリメントを選ぶ際には、マグネシウムとあわせて摂ることがおすすめです。
サントリーの販売している商品であれば、1,600円ほどで購入できます。
ビタミンB群サプリメント
ビタミンB群サプリメントは、パニック障害を持つ人が不足しがちなビタミンB群を摂取するのにおすすめです。パニック障害を持つ人のなかには、栄養障害を患っている人が多くいます。
パニック障害の症状が起こるのは、栄養障害による神経症状が原因のひとつです。そのため、ビタミンB群サプリメントを摂取することで、栄養障害の改善が図れます。
おすすめの商品は、ディアナチュラです。一粒で8種類のビタミンB群を摂取することができます。
アシュワガンダサプリメント
アシュワガンダとは、インドやネパール、中東などに自生する常緑低木で、ナス科に属するハーブの一種です。さまざまなストレスに対する適応能力や抵抗力を高める効果があるとされています。
アシュワガンダは、アルカロイド類やステロイダルラクタン類、サポニン類、鉄などのミネラルが豊富に含まれていることが特徴です。豊富な栄養素があることから、ストレスに対する抵抗力の増強や体力増強、疲労回復、免疫力の向上、抗炎症など様々な効果を持ちます。
アシュワガンダサプリメントは、ネット上で1,700円程度で購入できます。
セントジョーンズワートサプリメント
セントジョーンズワートとは、ヨーロッパでうつ病の治療に使われてきた、黄色い花を咲かせる薬用植物です。薬効成分はさまざまな不調や病気に効果があるといわれており、欧州では不眠症や更年期症状、うつ症状に使用されています。
また、セントジョーンズワートは抗うつ剤の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)と同程度の効果・安全性があることが特徴です。セントジョーンズワートサプリメントは、ネット上で1,500円程度で購入できます。
セントジョーンズワートを含むサプリメントであれば、DHCなどでも1,000円ほどで販売しています。
ホーソンベリーサプリメント
ホーソンベリーとは、西アジアやヨーロッパ、北米に生息するバラ科の木、ホーソンの実を乾燥させたハーブです。ホーソンベリーには、フラボノイドやトリテルぺノイド、フェノール酸、ミネラルなどの多様な成分が含まれています。
なかでも、フラボノイドは不安障害につながる神経炎症を軽減する作用のある栄養素であり、パニック障害の予期不安に効果的です。ホーソンベリーサプリメントは、ネット上で3,500円程度で購入できます。
なお、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加するオンラインコミュニティ「にこっとプラス」では自宅や外出先で行える、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画を無料配布しています。
実際に、本動画を視聴した91%の方が症状の改善を実感しています。パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。
パニック障害の広場恐怖におすすめの市販薬4選
ここからは、パニック障害の広場恐怖に効果的な市販薬を、厳選して4つ紹介します。
- パッションフラワーサプリメント
- オメガ3脂肪酸サプリメント
- レスキューレメディ
- リローラサプリメント
パッションフラワーサプリメント
パッションフラワーとは、アメリカ東南部や中央アメリカおよび南アメリカが原産のつる植物です。厚生労働省によると、パッションフラワーはサプリメントとして不安や睡眠障害、更年期障害の症状などに効果があるとされています。
また、パッションフラワーはフラボノイドやアルカロイドが含まれており、神経系をリラックスさせる鎮静作用があることが特徴です。自然の精神安定剤とも呼ばれています。
パッションフラワーサプリメントは、ネット上で2,500円程度で購入できます。
オメガ3脂肪酸サプリメント
オメガ3脂肪酸とは、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)ALA(αリノレン酸)をはじめとする脂肪酸です。生活習慣を起因とする症状の予防や、鎮静作用による不安・ストレスを和らげる効果があるとされています。
オメガ3脂肪酸は体内で生成することができず、食事やサプリメントからでしか摂取できないことが特徴です。オメガ3脂肪酸サプリメントは、薬局やネット上で6,000円程度で購入できます。
レスキューレメディ
レスキューレメディとは、花を原料に用いたエッセンスを使用してストレスやマイナスな感情を和らげる製品です。極度の緊張やパニック、ショック状態の時に、心を落ち着かせる効果があります。
気持ちをリラックスさせたい時に飲んだり、体につける、空間にスプレーするなどの方法で使用します。飛行機やバスに乗る際に使用している人が多く、広場恐怖に効果的です。
レスキューレメディは、ネットで2,500円程度で購入できます。
リローラサプリメント
リローラサプリメントは、ミカン科のキハダとモクレン科のホオノキを主成分にしたサプリメントのことです。ストレスを和らげる働きがあり、リラックス作用が期待できます。
また、プレッシャーからくる食欲を穏やかにする働きもあり、過剰な食欲を抑えることが可能です。さらに、アダプトゲンでストレス耐性を向上させ、広場恐怖に対する効果を期待できます。
リローラサプリメントは、ネット上で2,300円程度で購入できます。
パニック障害の市販薬は医師に相談してから購入しよう
パニック障害の市販薬は、医師に相談してから購入・服用しましょう。市販薬を使用してはいけないわけではありませんが、知識がない状態で服用すると症状が悪化する可能性があります。
そのため、市販薬を検討している方は、一度医師から診察を受け相談したうえで、飲む薬を決めるようにしてください。
なお、本メディア「ぱにらぼ」の監修を務める新見先生の「新見正則医院」では、パニック障害の症状をヒアリングしたうえで、適切な処方が受けられます。専門の主治医が決まっていない方は、この機に一度ご受診ください。
薬の効き目には個人差がある
パニック障害の薬の効き目には、個人差があります。なぜなら、薬の効果は飲む人の体質や生活習慣、他の薬や食品との飲み合わせによって大きく異なるためです。
例えば、喫煙や飲酒、睡眠不足などによって生活習慣が乱れていると、薬が通常の量では効きにくかったり、逆に効きすぎてしまうこともあります。また、GABAサプリメントは効果がでたものの、メラトニンサプリメントは効果が出なかったということも少なくありません。
そのため、薬の効果を最大限発揮するには、自分自身に適切な薬を正しい用法・用量で服用することが大切です。
副作用が生じる可能性もある
パニック障害の発作に効果的な市販薬は、副作用が生じる可能性があります。例えば、バレリアンの副作用には、頭痛や胃のむかつき、興奮が起こる場合があります。
また、メラトニンサプリメントでは、頭痛や一過性の抑うつが起こることがあるため注意が必要です。副作用が出た際には、一度医師に診てもらうようにしましょう。
また、副作用が出た際に適切な対処を取れるように、服用する市販薬で起こりうる副作用を事前に知っておくことも大切です。
なお、下の記事ではパニック障害の薬の副作用を詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
→ パニック障害の薬に副作用はある?症状例や服用時の注意点も紹介
パニック障害の市販薬にまつわるFAQ
最後に、パニック障害の市販薬にまつわる疑問にまとめて回答します。
- パニック障害に精神安定剤を飲んでも大丈夫?
- あがり症といった緊張状態に効く薬は?
- 市販薬と医師の処方薬はどちらが効く?
- 市販薬が効かない時はどうしたらいい?
パニック障害に精神安定剤を飲んでも大丈夫?
精神安定剤は、パニック障害で使用される抗不安剤のことであり、飲むこと自体は問題ありません。しかし、依存性があることに注意が必要です。
抗不安剤(精神安定剤)は、用法について服用時間などは特に定められていません。1日の服用回数を決めて毎日飲む場合もあれば、不安が強くなったときだけ飲む不定期な服用(頓服)でも良いとされています。
使い方が自由な反面、依存性・耐性が欠点となることに注意しましょう。服用する際は医師の指導のもと行うことが大切です。
あがり症といった緊張状態に効く薬は?
あがり症に効果的な薬は、抗うつ剤です。抗うつ剤にも様々な種類がありますが、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)がよく使われます。
SSRIのなかでも、あがり症への効果が正式に認められているのは、パキシルやルボックス/デプロメール、レクサプロです。抗うつ剤は飲み忘れなく継続して服用することが大切です。
急に薬をやめてしまうと、離脱症状が生じる可能性があるため注意しましょう。
市販薬と医師の処方薬はどちらが効く?
結論から述べると、医師の処方薬の方がパニック障害への効果があります。なぜなら、医師の処方薬は、患者の体質や症状にあわせて薬の選定や量を決めているためです。
例えば、同じ病気でも年齢や生活背景、症状などに応じて細かな薬剤選択がされています。そのため、ドラッグストアへ行けば購入できる市販薬と比べると、医師の処方薬の方がパニック障害には効果的です。
ただし、処方薬は市販薬に比べて効き目が強い反面、副作用の心配も大きくなります。副作用に悩まないために、医師の指定した用法・用量は必ず守るようにしましょう。
なお、下の記事ではパニック障害に効く薬を詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
→ パニック障害に効く薬
市販薬が効かない時はどうしたらいい?
市販薬が効かない時は、一度医師に診てもらいましょう。パニック障害の薬の効果には個人差があり、現在服用しているものが適していないという場合もあります。
また、パニック障害の症状によっては、市販薬では効果が薄いという可能性も考えられます。そのため、医師に相談し、体質や症状に適した薬を処方してもらうようにしましょう。
薬が効かないからといって、自己判断で薬や量を変えることは非常に危険です。パニック障害の悪化を防ぐためにも、自己判断は避けるようにしてください。
なお、下の記事ではパニック障害の薬が効かない時の対処法を紹介しているため、あわせて参考にしてください。
まとめ
本記事では、パニック障害の発作に効果的なおすすめの市販薬や、予期不安や広場恐怖に効果的なおすすめの市販薬を紹介しました。市販薬でもパニック障害に効く薬は存在します。
そのため、パニック障害に効く市販薬を試したいという方は、本記事で紹介したものを試してみてください。ただし、副作用が出た場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。
パニック障害の症状の悪化を防ぐためにも、自己判断で処理しないことが大切です。本記事があなたのお役に立てることを願っております。
なお、周囲にパニック障害の悩みを相談できず、おひとりで悩まれている方は「nicot+(にこっとプラス)」にご参加ください。
「にこっとプラス」では、次のように参加者同士が症状への悩みや対処法といった情報を気軽に交換することができます。
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