この記事ではおすすめも交え、パニック障害に音楽は効くのか、音楽療法の効果を解説します。
音楽を聴くのがパニック障害に効果的って本当?
どんな曲を聴くのがいいんだろう?
逆にパニック障害によくない音楽とかもあるのかな…
「音楽がパニック障害に効く」そんな噂を聞き、実際に効果があるのか気になっている方は多いですよね。
結論、音楽はパニック障害の症状の緩和に効果的です。実際に音楽療法というものがあり、日々の生活に計画的に取り入れることで、さまざまな効果が期待できます。
そこで、本記事では音楽がパニック障害の症状緩和に効果的な理由をわかりやすく解説します。パニック障害に効くおすすめの音楽も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 心身をリラックスできる点から、音楽を聴くことはパニック障害に効果的
- 演奏するよりも音楽を聴く方が症状の軽減につながる
- 手軽に聴くなら「癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz」などがおすすめ
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症状や状況に適したパニック障害の対処法をまとめて知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
→ パニック障害の対処法まとめ!症状・状況別にわかりやすく解説
音楽はパニック障害の症状緩和に効果的
前述したとおり、音楽はパニック障害の症状緩和に効果的です。その理由は、音楽を聴くことで心身をリラックスさせる副交感神経を優位にできるためです。
免疫音楽医療学を専門とする元埼玉医科大学教授の和合治久(わごうはるひさ)先生が行った研究では、音楽を聴いた半数以上の人のストレスが半減したという結果が出ています。
加えて、安心感を感じた時に出る脳内物質のオキシトシンが50%以上増加したという研究結果もあります。オキシトシンは、不安を緩和させてくれる働きがあるホルモンのことです。
オキシトシンが分泌されると副交感神経が優位に働くようになり、心身ともにリラックスできます。その結果、ストレスを軽減でき、パニック障害の症状を緩和させることにつながります。
音楽が効果的なのは、音の振動が体に当たることで脳に刺激が伝わり、病気の改善や健康を支える機能を維持する効果が出るためです。他にも、日常に計画的に取り入れることでさまざまな効果が期待できます。
音楽療法とは?
音楽療法とは、音楽の持つ特性を活用するプログラムを通してリハビリテーションを行う治療法のことです。計画的に音楽療法を行うことで、次のような効果が期待できます。
- 病気の改善
- 健康を支える
- 生活の質の向上
- 適切な行動が取れるようになる
音楽療法の特徴は、簡単に行えるということです。計画的に行うことが大切ではあるものの、基本的には曲を聴いたり、歌をうたうだけで健康に効果があるとされています。
4000Hzの音楽がおすすめ
パニック障害の症状を改善するには、4000Hzの音楽がおすすめです。ある研究で4000Hzの音楽を聴くと、人間の脳にある「脳幹部」に振動が波及し、交感神経のブレーキになることが判明しています。
一般的に、ストレスや緊張によって交感神経の優位な状態が持続すると、自律神経のバランスが崩れてさまざまな不調が現れます。4000Hzの音楽を聴くことで交感神経が優位な状態にブレーキをかけられるため、パニック障害の症状を緩和させることが可能です。
数ある音楽のなかでもおすすめなのがモーツァルトの曲です。モーツァルトの曲は4000Hzの音楽を奏でている曲が多く、よりポジティブな効果をもたらしてくれます。
音楽療法の主な種類
ここからは、前述した音楽療法の主な種類を、2つにまとめて解説します。
- 受動的音楽療法(聴く)
- 能動的音楽療法(演奏する)
受動的音楽療法(聴く)
受動的音楽療法とは、耳から意味のある音楽を聴く治療法のことです。意味のある音楽とは、前述した4000Hzの音楽のことを指します。
ある研究では、受動的音楽療法を実践することで副交感神経が15%優位になったという実験結果があり、非常に効果のある治療法です。パニック障害の方は、交感神経が優位になっている方が多く、副交感神経を活性化させることで不安感を改善させることができます。
また、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの量を減らせるため、パニック障害の発作を引き起こすリスクも軽減できます。
能動的音楽療法(演奏する)
能動的音楽療法とは、演奏やうたうといった筋肉活動を伴う治療法のことです。基本的には「即興」が中心であり、自由な自己表現をしながら治療者と一緒に音楽を完成させていきます。
例としては次のようなものが挙げられます。
- 合唱などで歌をうたう
- ハンドベルや打楽器などの楽器を使って演奏する
- 音楽に合わせて動きを取り入れる
音楽によるリラックス効果はもちろんのこと、神経の可塑性を高めて、神経機能が高まるといった効果が期待できます。他にも、脳の神経細胞の修復・再生などの様々な効果があります。
なお、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加するオンラインコミュニティ「にこっとプラス」では自宅や外出先で行える、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画を無料配布しています。
実際に、本動画を視聴した91%の方が症状の改善を実感しています。パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。
パニック障害に効く音楽おすすめ4選
ここからは、パニック障害に効くおすすめの音楽を、4つにまとめて紹介します。
- 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz
- 癒しのモーツァルト~脳を活性化する4000Hz
- 心と体を整える~愛の周波数528Hz~
- 528モーツァルト~愛の周波数528Hz~
癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz
癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hzは、業界最先端の知識とニーズを盛り込んだ現代人のための新しい音楽療法CDです。
25万枚の大ヒットを記録した『最新・健康モーツァルト音楽療法』の監修である和合先生が選定した10曲が収録されています。30〜40代を中心とした働き盛り世代の方におすすめです。
また、癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hzはyoutubeでも聴くことができます。
癒しのモーツァルト~脳を活性化する4000Hz
癒しのモーツァルト〜脳を活性化する4000Hzは、理学博士・和合治久先生が監修している音楽療法CDです。4000Hzの楽曲が多く収録されており、延髄から大脳にかけての神経系を刺激し、脳を活性化して免疫力を高める効果が期待できます。
弦楽四重奏曲やクラリネット五重奏曲などの10曲が収録されています。副交感神経に効果的に作用するため、パニック障害に悩む方におすすめです。
また、癒しのモーツァルト~脳を活性化する4000Hzはyoutubeでも聴くことができます。
心と体を整える~愛の周波数528Hz~
心と体を整える〜愛の周波数528Hz〜は、2015年にリリースされた音楽療法CDです。528Hzの音楽は、聞くことで副交感神経にスイッチが入るためリラックス効果が得られます。
バッハやシューベルトといった作曲家たちの厳選された14曲が収録されています。また、心と体を整える~愛の周波数528Hz~はyoutubeでも聴くことができます。
528モーツァルト~愛の周波数528Hz~
528モーツァルト〜愛の周波数528Hz〜は、モーツァルトの楽曲の4000Hzと528Hzを同時に聴くことができる音楽療法CDです。ディヴェルティメントや弦楽五重奏曲第3番など、12曲が収録されています。
4000Hzと528Hzを同時に聴くことができるため、より高いリラックス効果が期待できます。4000Hzや528Hzをそれぞれ聴いてあまり効果を感じられなかったという方におすすめです。
また、528モーツァルト〜愛の周波数528Hz〜はyoutubeでも聴くことができます。
音楽療法の効果を高めるコツ
最後に、音楽療法の効果を高めるコツを、2つにまとめて紹介します。
- 継続的に音楽を聴く
- イヤホンやヘッドホンで聴く
コツ1:継続的に音楽を聴く
音楽療法を行う際は、継続的に音楽を聴くことが重要です。なぜなら、音楽に対する感受性には個人差があり、人によって効果が出るまでに差があるためです。
聴き始めてすぐ効果が出なかったとしても、継続的に音楽を聴くことで効果を感じやすくなります。そのため、効果がなくてもすぐに辞めたりせず、継続的に音楽を聴くことを意識することが重要です。
コツ2:イヤホンやヘッドホンで聴く
イヤホンやヘッドホンで聴くことも、音楽療法の効果を高めるコツです。音楽療法の効果を高めるには、集中して音楽を聴くことが大切です。
周りの音が聞こえる状態だと効果が最大化されないため、できる限りイヤホンやヘッドホンで聴くようにしましょう。また、運転中など音楽に集中できない場合には、ボリュームを下げて聴くようにしてください。
まとめ
本記事では、音楽がパニック障害の症状緩和に効果的な理由やパニック障害に効くおすすめの音楽を紹介しました。音楽を聴くことで心身をリラックスさせる副交感神経を優位にでき、不安を感じにくくなります。
また、ある研究では音楽を聴いた半数以上の人のストレスが半減したという結果が出ているため、ぜひ試してみましょう。実際に試す際には、4000Hzと528Hzといったより効果の出る音楽を聴くようにしてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。
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