パニック障害の薬一覧!選び方や服用時の注意点も紹介

パニック障害薬一覧

パニック障害の薬にはどんなものがあるの?
服用する薬はどう選べばいいんだろう…

いざパニック障害の症状が出た際に、どの薬を飲めばいいのかわからない方は多いですよね。

不安感の軽減や発作の抑制など、パニック障害の薬は効果や症状ごとでいくつかの種類に分かれています。

効き目や副作用の有無などにも個人差があるため、てきとうに選んでは最悪、症状の悪化も引き起こしかねません。

そこで、本記事ではパニック障害の薬を一覧にまとめて紹介します。パニック障害に効く薬の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • パニック障害の薬は「抗うつ薬」と「抗不安薬」に大別される
  • 薬を選ぶ際は副作用や即効性の有無を確認しよう
  • 薬は専門医の診察を受けてから服用しよう

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目次

パニック障害の薬一覧

下に、パニック障害の薬を一覧表でまとめました。

スクロールできます
薬の名称種類効果
選択的セロトニン再取り込み阻害薬
(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)
パロキセチン、セルトラリン、フルボキサミン、エスシタロプラム など不安感の軽減、パニック発作の症状・頻発軽減
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
(SNRI:Serotonin Noradrenaline Reuptake Inhibitor)
ベンラファキシン、デュロキセチン など不安症状の改善、発作の抑制
抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)アルプラゾラム、クロナゼパム、ロラゼパム など急性の不安症状・パニック発作の軽減、筋肉の緊張緩和
三環系抗うつ薬イミプラミン、クロミプラミン、アミトリプチリン など不安感の軽減、パニック発作の症状・頻発軽減
リシクリック抗うつ薬(TCAs)ノルトリプチリン、デシプラミン などパニック発作の頻発・不安症状の軽減
モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOIs)フェネルジン、トラニルシプロミン など重度のパニック症状・標準的な治療法で回復しない症状の改善

パニック障害の薬は、「抗うつ薬」と「抗不安薬」の2つに大別されます。

抗うつ薬は、パニック障害の原因と考えられている脳内の神経伝達系(セロトニン、ノルアドレナリン系)に作用する薬です。即効性があるものではなく、服用を続けていると徐々に効果が現れるという特徴があります。

例として挙げられるのは、SSRIやSNRI、三環系抗うつ薬、リシクリック抗うつ薬、モノアミン酸化酵素阻害薬などです。抗うつ薬は、適切に服用すればメリットの大きい薬であり、パニック障害の薬物治療においてメインで使用されます。

抗不安薬は「精神安定剤」のことであり、不安を和らげる作用を持つ薬のことです。即効性がある薬で、抗うつ薬のサポート的な役割として使用されます。

代表的な抗不安薬としては、ベンゾジアゼピン系不安薬が挙げられます。

パニック障害に効く薬の選び方

ここからは、パニック障害に効く薬の選び方を、3つにまとめて紹介します。

  • 処方薬か市販薬か
  • 副作用はあるか
  • 即効性があるか

処方薬か市販薬か

処方薬か市販薬かを迷う方も多くいるかもしれませんが、パニック障害には医師の処方薬を選びましょう。なぜなら、患者の体質や症状にあわせて選定された医師の処方薬の方が高い効果が期待できるためです。

市販薬は処方薬に比べて成分の効果が弱く、パニック障害に対して十分な効果を発揮できません。また、市販薬を服用することで依存性や耐性が生じることもあります。

依存性や耐性が生じると薬の効果が薄くなり、症状が悪化することにもなりかねません。そのため、医師に相談し、体質や症状に適した薬を処方してもらうのが賢明です。

なお、下の記事ではパニック障害の主要な処方薬を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害の主要な処方薬5選!服用時の注意点も紹介

副作用はあるか

パニック障害の薬を選ぶ際は、副作用があるかも確認しましょう。パニック障害の薬は、服用した薬特有の効果や服用者の体質差によって副作用が出ることも少なくありません。

副作用で多いのは、のどの渇きや便秘、眠気、吐き気などです。薬による副作用を避けたい場合には、医師に相談しながら薬を選定することがおすすめです。

医師は、薬の効果と副作用の可能性の双方を考えて薬を処方しているため、副作用が起こるリスクを最大限減らすことができます。

なお、下の記事ではパニック障害の薬における副作用を解説しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害の薬に副作用はある?症状例や服用時の注意点も紹介

即効性があるか

パニック障害の薬を選ぶ際は、即効性があるかも確認しましょう。パニック障害の薬には、即効性が高く、効果を実感しやすいものが存在します。

即効性が期待できる薬としては、次の5つが代表的です。

  • アルプラゾラム
  • ロラゼパム
  • クロナゼパム
  • ジアゼパム
  • クロルジアゼポキシド

しかし、即効性が高い薬には副作用が生じるリスクもあります。そのため、服用する際は医師に相談し、適切な用法・用量で服用することが大切です。

自己判断で服用すると症状が悪化し、今より苦しむことになってしまいます。薬を服用する際は、自己判断は避けるようにしましょう。

なお、下の記事では即効性があるパニック障害に効く薬を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

即効性があるパニック障害に効く薬5選!服用時の注意点も紹介

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パニック障害の薬によくある疑問

最後に、パニック障害の薬によくある疑問にまとめて回答します。

  • 薬を飲んでいればパニック障害は治るの?
  • 薬を服用する期間の目安は?
  • 薬が効かない場合はどうすればいい?
  • 薬はいくらくらいで買える?
  • 薬に頼らずパニック障害を直す方法はある?

薬を飲んでいればパニック障害は治るの?

薬を飲んでいれば、パニック障害の症状を緩和させることができます。しかし、薬だけで完治させることは困難です。

薬を服用することでパニック障害の症状が改善したとしても、安定した状態が続く患者さんは半数未満と言われています。基本的に、パニック障害では薬物療法で発作をコントロールできるようになり、心理療法で症状の起きない身体にしていきます。

そのため、薬を飲んでいればパニック障害が治るということはないと思っておきましょう。

薬を服用する期間の目安は?

パニック障害の薬を服用する期間の目安は最低6ヶ月、完治にはおよそ12ヶ月が必要です。

その理由は、薬物治療によってパニック障害の症状を安定させるのに、最低でも6ヶ月の期間がかかるためです。最初の6ヶ月間で症状を安定させ、残りの6ヶ月間で症状の再発防止や減薬をしていきます。

症状の再発防止や減薬は、医師と相談しながら症状にあわせて進めていきます。

なお、下の記事ではパニック障害の薬を服用する期間を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害の薬はいつまで服用すればいい?投薬期間の目安を解説

薬が効かない場合はどうすればいい?

パニック障害の薬が効かない場合は、まず専門医に相談してみましょう。薬が効かないのは、症状に効かない薬を服用していたり、他の併用薬で効果が薄れているといった原因が考えられます。

医師に相談することで、薬の種類や用量を調整したり、他の治療法を提案してもらうことができます。薬が効かないまま放置していると症状が悪化してしまう可能性があるため、なるべく早く適切な対処をすることが大切です。

また、薬が効かない場合には、心理療法を試してみることもおすすめです。心理療法によって「薬がなくても大丈夫」という自信をつけていくことで、症状を緩和させることができます。

なお、下の記事ではパニック障害に服用薬が効かない原因と対処法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害に薬は効かない?原因や対処法も紹介

薬はいくらくらいで買える?

パニック障害の薬の値段は、医薬品メーカーと薬の種類によって異なります。目安としては、処方薬で1ヶ月1,000〜5,000円程度、市販薬で1ヶ月5,000〜7,000円程度が相場です。

例えば、抗不安薬のジアゼパムという薬は、およそ1錠(2mg)6円が相場です。用法・用量は、成人で1回2〜5mgを1日2〜4回内服するため、1ヶ月で約1,500円の費用がかかることになります。

他にも、抗うつ薬のパロキセチンは、およそ1錠(20mg)70円が相場です。通常、成人には1日1回20〜40mgを内服するため、1ヶ月で約4,200円の費用がかかることになります。

薬によって値段は異なりますが、無理なく服用できる範囲の値段と思っておきましょう。

薬に頼らずパニック障害を直す方法はある?

薬に頼らずパニック障害を直すには、心理療法が効果的です。心理療法とは、認知行動療法(※)によってパニック障害を正しく理解し、症状を引き起こす考え方や行動を変化させる治療法のことです。

具体的には、これまで発作が起こることを恐れて近づかなかった場所や状況に少しずつ慣れていくといった方法が挙げられます。時間がかかりますが、心理療法を継続することで薬に頼らずパニック障害を治すことができます。

また、パニック障害を治すには日常の食生活を見直したり、定期的な運動による生活習慣の改善をすることも効果的です。

※認知行動療法
認知に働きかけることで、ストレスなどの心の問題を軽減する心理療法。考え方のバランスを取って、ストレスに上手に対応できる心の状態をつくっていきます。

まとめ:パニック障害の薬は医師の診療を経て服用しよう

本記事では、パニック障害の薬の一覧や薬の選び方を紹介しました。パニック障害の薬は、医師の診療を経て服用することが大切です。

知識なく、用量を守らず薬を服用しては症状が悪化しかねません。また、市販薬を飲むにせよ、一度医師から診察を受け相談したうえで、飲む薬を決めるのが賢明です。

本メディア「ぱにらぼ」の監修を務める新見先生の「新見正則医院」では、パニック障害の症状をヒアリングしたうえで、適切な処方が受けられます。専門の主治医が決まっていない方は、この機に一度ご受診ください。

なお、周りにパニック障害について話せる人がいないと悩んでいる方は、不安・パニック障害に悩む7万人の方が参加する、不安パニック専門のオンラインサポートコミュニティ「nicot+(にこっとプラス)」にご参加ください。

「にこっとプラス」では、次のように参加者同士が症状への悩みや対処法といった情報を気軽に交換することができます。

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