泣くのは生理現象?パニック障害で涙が出る4つの理由【止め方も紹介】

泣くのは生理現象?パニック障害で涙が出る4つの理由【止め方も紹介】

この記事では止め方も交え、パニック障害で泣く(涙が出る)理由を解説します。

この記事の要約
  • パニック障害で泣く原因はストレスや自律神経の乱れなどがある
  • パニック発作の後に涙が出るのは生理現象なので気にしすぎない
  • 涙を止めたいときは深呼吸や冷たいタオルを使うことが効果的

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目次

パニック障害で泣く(涙が出る)4つの理由

パニック障害で泣く(涙が出る)4つの理由

さっそくパニック障害で涙が出る理由を、4つにまとめて紹介します。

理由1:発作に伴う極度のストレス

パニック障害で泣く原因として、まず発作に伴う極度のストレスが挙げられます。

ストレスが大きくなると、些細なことでも不安に感じてしまい、泣いてしまうのです。

また、パニック発作が起きると突然の動悸や息苦しさ、めまいなどの症状が現れます。そして「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖感に襲われるため、涙が出てしまいます。

このようにストレスが極限状態になると、自然に涙を流してしまうのです。

理由2:自律神経の乱れ

自律神経の乱れも、パニック障害で涙が出る原因の1つです。

自律神経には、体を興奮させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経があります。パニック障害では2つのバランスが崩れやすく、少しの刺激でも涙が出やすい状態になるのです。

たとえば、普段は何とも思わない映画のシーンで急に涙が止まらなくなったり、緊張する場面で予想以上に涙腺が緩んでしまったりすることもあるでしょう。その場合は、自律神経の乱れが影響している可能性があります。

理由3:うつ症状の併発

うつ症状の併発も、パニック障害で涙が出る理由の1つです。

長期間パニック障害に悩まされていると、気分の落ち込みといったうつ症状が出現します。そのため、嫌な出来事があると落ち込みやすくなり、突然涙が出てしまうのです。

アイラ・M・レッサーの論文によると、パニック障害とうつ病は同時に発症する確率が高い病気です。両者は似たような症状があり、抗うつ薬や抗不安薬など使用する薬も重なるため、関連があると示されています。

理由4:予期不安による恐怖の増大

予期不安による恐怖の増大も、パニック障害で泣く理由の1つです。

予期不安とは「またパニック発作が起きたらどうしよう」という不安を指します。予期不安から、電車や人混みを避けたり、一人での外出を控えたりするようになります。

予期不安が強まると、精神的な負担が大きくなり、些細なきっかけでも涙が出やすくなるのです。

たとえば、外出前に不安で涙が出たり、発作が起きそうな場所に近づいただけで泣いたりすることがあります。そのため、予期不安からくる恐怖が増えると、涙が出やすくなるのです。

根本的なパニック障害の発症原因をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

パニック障害で泣く(涙が出る)のは悪いことなのか

パニック障害で涙が出るのを心配される方は多いですが、実際のところ泣くこと自体に悪いことはありません。

泣くことは感情を解放し、心の負担を和らげる助けとなるからです。自分の感情に正直でいることが、自分自身を助ける一歩になります。

パニック発作の後に涙が出るのは生理現象

パニック発作の後に涙が出るのは生理現象

パニック発作で涙が出るのは、身体の自然な反応です。

人間の脳には扁桃体という部分があり、その隣には視床下部があります。視床下部からは自律神経が身体中に伸びており、とくに涙は自律神経の中でも交感神経と強く結びついているのです。

パニック発作が出たときには、感情の変化によって交感神経が活発になり、まぶたの奥にある涙腺が刺激されます。その結果、自然に涙が流れ出てくるのです。

パニック障害で涙が出るのは異常な反応ではなく、むしろ正常な現象といえます。

泣く行為はストレスの発散にもつながる

泣く行為はストレスの発散にもつながる

実のところ、泣く行為はストレスの発散につながります。

涙の中には、脳内のモルヒネとも呼ばれる「エンドルフィン」が含まれると考えられています。このため、パニック発作で感じる苦しさや悲しさで思い切り泣くと、ストレスを発散できるのです。

たとえば、思い切り泣いて心身の緊張が和らいだり、気持ちが楽になったりする経験をされた方もいるのではないでしょうか。

思い切り涙を流すことで、ストレスを緩和できるのです。

泣くのを我慢するのは逆効果

泣くのを我慢するのは逆効果

パニック障害で泣くのを我慢するのは、むしろ逆効果です。

涙を我慢すると、かえってストレスが溜まり、パニック障害の症状を悪化させる可能性があります。また、涙を抑えようとすると余計に神経を使い、疲れてしまうこともあるのです。

このため、パニック発作で涙が出そうになったときは、周りの目を気にせず自然に涙を流すのをおすすめします。涙を流すことは、心身を回復させるために大切だと考えてみてください。

なお、下の記事では我慢といった症状悪化などにつながる、パニック障害を持つ人がやってはいけないことを詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。

パニック障害で出た涙を止めるには

パニック障害で涙が出ることは自然な反応ですが、人前で泣くのを避けたい場面もあるでしょう。

涙を止めたいときは深呼吸が効果的です。ゆっくりと息を吸って吐くと、自律神経を整えられます。また、冷たい水で顔を洗ったり、冷たいタオルで目を覆ったりすれば、涙腺の働きを落ち着かせられます。

とはいえ、涙を完全に止めることにこだわる必要はありません。

たとえば、信頼できる人の前では素直に涙を流してもいいのです。また、必要に応じて「目が疲れて涙が出やすくなっている」とあえて違う理由を説明すれば、周囲からの誤解を防げます。

涙が出る場合を含め、パニック症状への対処法をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

まとめ

パニック障害で涙が出る原因には、発作によるストレスや自律神経の乱れなどがあります。涙が出ることは身体の自然な反応であり、ストレス解消にもつながるのです。

涙を我慢する必要はありませんが、どうしても止めたい場面では、深呼吸や冷たい刺激が効果的です。ただし、完全に涙を止めることにこだわりすぎず、時には素直に涙を流してみましょう。

パニック障害による涙の問題で悩む方は、病院への相談を検討してみてください。適切な治療と対処法を見つけることで、より快適な生活を送れるようになるでしょう。

泣くのは生理現象?パニック障害で涙が出る4つの理由【止め方も紹介】

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