この記事では原因も交え、パニック障害で病院が怖い時の対処法を解説します。
- パニック障害で病院に行くのが怖いのは予期不安などがあるから
- パニック障害で病院に行くのが怖くても無理に行く必要はない
- 病院への怖さを減らすために予約制やオンライン診療の病院を選ぶ
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なぜパニック障害で病院に行くのが怖くなるのか

次のような不安や恐怖から、パニック障害を持つ方は病院に行くのが怖くなる傾向にあります。
- 病院という場所への恐怖
- 医師と対面で話すのに不安を感じる
- 「悩みや症状をわかってもらえるか」という不安
- 病院へ行くまでに発作が出てしまうことへの恐怖
まず、病院という場所自体への不安があります。待合室で他の患者さんと一緒に待つことや、閉鎖的な空間にいることへの不安を感じるのです。
また、医師との対面に対する不安も理由の1つです。「自分の症状をうまく説明できるだろうか」「医師に理解してもらえるだろうか」といった不安を抱えます。とくに、過去に病院で嫌な思いをした方は、より強い不安を感じやすくなるのです。
さらに、病院に向かう途中や診察中にパニック発作が起きる不安もあります。この不安は予期不安と呼ばれ、「診察中に発作が起きたらどうしよう」「周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか」という心配から、受診をためらうのです。
パニック障害の怖さを我慢してでも病院に行くべき?

結論、無理にパニック障害への怖さを我慢して病院に行く必要はありません。
無理に病院に行こうとしても、不安や緊張によってパニック発作が引き起こされる可能性があるのです。余計に症状が悪化するのであれば、一度自分でできる対処法を実践してから受診しても、遅くはありません。
まずは自分の身体と相談しながら、できることから試してみましょう。「職場に行けない」「買い物に出かけられない」など仕事や日常生活に支障をきたすようになったら、受診を検討してみてください。
無理をすれば症状の悪化につながる
無理に病院へ行こうとすれば、症状の悪化につながる可能性もあります。
パニック障害の方にとって、病院という場所自体が強いストレスとなるケースがあります。待合室での緊張や診察への不安が重なると、パニック発作を引き起こすきっかけとなるのです。
すでに強い不安を感じている状態で無理に受診しようとすると、心身の負担が大きくなります。まずは自分のペースを守りながら、焦らずに無理をしないことが大切です。
受診は対処法の実践後でも遅くない
病院の受診は、パニック症状への対処法を実践した後でも遅くありません。
自分で対処法を実践すれば、発作を落ち着かせることにつながります。
たとえば、呼吸法や漸進的筋弛緩法などのリラクゼーション技法を自分で試すのも、1つの方法です。また、対処法を試せば、少しずつ受診への心の準備も整えられるようになります。
生命に関わる緊急の状況でない限り、焦らずに進めていくことが大切です。段階を踏んでいき、より良い状態で受診をするのも選択肢の1つとなります。
対面でなくとも受診は可能
対面でなくとも、病院の受診は可能です。
近年では、オンライン診療という選択肢もあります。自宅にいながら医師の診察を受けられるオンライン診療は、病院への不安が強い方にとって心強い味方となります。スマホやパソコンを通じて医師と話ができ、通院による身体的・精神的負担を減らせるのです。
まずはオンライン診療から始めて、徐々に対面診療に移行する方法も可能です。自分に合う受診方法を選ぶことで、治療への第一歩を踏み出しやすくなります。
パニック障害で病院に行くのが怖い時の対処法

ここからはパニック障害で病院に行くのが怖い時の対処法を、3つにまとめて紹介します。
対処法1:診察を受けるべきか見極める
パニック障害で病院に行くのが怖い時は「そもそも診察を受けるべきか」を見極めましょう。とくに注意が必要なのは、次の症状が現れた時です。
- 突然強い不安感や恐怖に襲われる
- 理由もなく心臓がドキドキする
- 呼吸が浅く息苦しさを感じる
- 発汗や震えが出る
- 胸の痛みや圧迫感に襲われる
- 立っていられないほどのめまいを感じる
- 突然吐き気を催す
こうした前兆が出始めたら、できるだけ早めに受診することが賢明です。
ただし、すぐに受診するのが難しければ、次に紹介する対処法を試してみてください。症状の程度や自分の心の準備に合わせて、適切なタイミングを見極めていきましょう。
パニック障害の前兆を詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

対処法2:自身でできる対処法を試してみる
自身でできる対処法を試すことも、パニック障害で病院に行くのが怖い時にできる方法の1つです。
対処法を知っておくと、自分だけでもパニック発作を和らげられるようになります。
まず最も効果的なのが深呼吸です。ゆっくりと息を吸って吐くことで心拍数が落ち着き、不安な気持ちも和らいでいきます。深呼吸は状況を問わず実践できる方法なので、不安を感じたらすぐに取り組めるのです。
また、就寝前にはカモミールティーやホットミルクを飲むと、リラックス効果が得られます。入浴時には必ず誰かに声をかけられる状況にしておくと、安心して過ごせます。
パニック障害の対処法を詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
対処法3:カウンセリングから活用する
カウンセリングから活用することも、パニック障害で病院に行くのが怖い時の対処法の1つです。
カウンセリングは安心して自分の気持ちを話せるため、病院よりも怖さが少ない環境となります。カウンセラーとの対話を通じて、自分の感情を整理したり、ストレスへの向き合い方を学んだりできます。
カウンセリングは、病院に行くことに強い抵抗がある方にとって有効な手段です。まずはカウンセリングを通じて自分の心の状態を把握し、必要に応じて病院への受診を検討してみましょう。
パニック障害による病院への怖さを減らす6つのコツ

ここからはパニック障害による病院への怖さを減らすコツを、6つにまとめて紹介します。
コツ1:電話やメールで相談してみる
パニック障害による病院への怖さを減らすコツには、電話やメールで相談してみることが挙げられます。
事前に病院に連絡を取れば、診察の流れや治療法について具体的な情報を得られます。また、診察を不安に感じていると伝えれば、病院側も適切な対応を考えてくれるのです。
お近くの病院のホームページを見て、相談できそうな病院があれば尋ねてみましょう。
前もって情報を得ることで「何が起こるかわからない」という不安を和らげられます。
コツ2:余裕を持って受診日を決めておく
余裕を持って受信日を決めておくことも、パニック障害による病院への怖さを減らすコツの1つです。
診察までの期間を利用して、病院の情報を調べたり心の準備を整えたりできるのです。たとえば、病院までの道順を確認したり、待合室の様子を事前に知っておけば、不安を減らせます。
焦らずに自分のペースで準備を進めることが、パニック障害を改善させる第一歩となります。余裕を持ったスケジュールを立て、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。
コツ3:予約制の病院を選ぶ
パニック障害による病院への怖さを減らすコツには、予約制の病院を選ぶことがあります。
予約制の病院を選べば、自分の診察時間が決まっているため、長時間待つ必要がありません。他の患者さんとの接触も最小限に抑えられるため、より落ち着いた状態で診察を受けられます。
時間が決まっていると心の準備もしやすく、安心して受診できます。病院を選ぶ際には、予約制を採り入れているかも見てみましょう。
コツ4:診察時に話す内容をメモしておく
診察時に話す内容をメモしておくことも、パニック障害による病院への怖さを減らすコツの1つです。
事前にメモしておけば、診察時にスムーズに自分の状況を伝えられるためです。とくに、次の情報をメモしておきましょう。
- いつ、どんな症状が出るか
- 過去に治療を受けた病気はあるか
- 服用している薬はあるか
整理してメモしておけば、必要な情報を漏れなく、正確に自分の状況を伝えられます。診察をスムーズに進めるためにも、ぜひメモを活用してみてください。
コツ5:付き添いをお願いする
パニック障害による病院への怖さを減らすコツには、付き添いをお願いすることも挙げられます。
家族や友人など信頼できる人に付き添いをお願いすれば、より安心して診察を受けられるためです。
付き添いの人がいると、パニック発作が起きた時でも落ち着いて対応できます。また、病院の医師や看護師とのやり取り、診察内容の記録などを任せられます。
心強い味方がそばにいれば、病院を受診する際の精神的な負担を減らせるのです。
コツ6:オンライン診療を活用する
オンライン診療を活用することも、パニック障害による病院への怖さを減らすコツの1つです。
オンライン診療は、自宅のような慣れた環境で医師と話せるため、通院に対する精神的なハードルを下げられます。
通院による身体的・精神的な負担がなく、移動時間も必要ありません。また、完全予約制なので、待ち時間もほとんどなしで受診できます。
オンライン診療は通院に抵抗がある方にとって、気軽に受診できる有効な手段です。まずはオンライン診療を検討し、自分のペースで治療を始めてみましょう。
まとめ
パニック障害で病院に行くことへの不安を感じても、無理に病院へ行く必要はありません。怖さを我慢して病院に行っても、症状が悪化する可能性があるからです。
自分でできる対処法を試したりオンライン診療を活用したりするなど、まずは自分に合った方法から始めることが大切です。
また、病院への不安を和らげるコツを実践すれば、より安心して受診できます。焦らずに、自分のペースで治療に向き合っていきましょう。
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