この記事では確かめる方法も交え、不安障害になりやすい人の性格・特徴を解説します。
- 真面目や自分に厳しい性格などは不安障害になりやすい
- 不安障害の発症には遺伝や生活習慣も関係する
- 不安障害を疑った場合にはできるだけ早く専門家に相談しよう
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不安障害になりやすい人の性格6つ
さっそく不安障害になりやすい人の性格を、6つにまとめて解説します。
真面目で責任感が強い
真面目で責任感が強い性格の人は、不安障害になりやすい傾向にあります。なぜなら、人に迷惑をかけないように自分自身に過剰なストレスをかけてしまうためです。
たとえば、仕事で与えられた役割に『期待に応えよう』『何があっても最後までやりとげよう』と思うことは強いプレッシャーになります。
真面目で責任感が強い方は、体調を崩したり予定が入ったりしても、期待に応えようと無理する傾向にあります。
真面目で責任感が強い気性は長所になる反面、不安障害になりやすいリスクも抱えていることを忘れてはいけません。
完璧主義の気性がある
完璧主義の気性がある方も、不安障害を起こしやすいです。 理由は、ミスを起こさないように、自分自身に強いプレッシャーをかけてしまうためです。
『ちゃんとやらなければ』『ミスしてはいけない』と強い緊張感を抱えていると、心が休まりません。油断できない状況が、不安や焦りを強めてしまうのです。
たとえば、下記のような経験がある方は完璧主義の傾向があります。
- 会議の資料を完璧に仕上げるために徹夜して何度も見直す
- スピーチを成功させるために毎日練習する
- 職場の人の表情が気になって食事が食べられない
完璧主義を求めることは自分を苦しめ、不安障害を発症しやすくなります。
過度に心配性
不安障害になりやすい性格の1つが、過度な心配性です。なぜなら、まだ起きていないことを先回りして心配し、慢性的に不安を感じているためです。
先のことを心配したときに、必ず悪い結果が起きるとは限りません。しかし心配性の方は未来を不安に思うあまり、成功する可能性にまで視野が向けられないのです。
実際に、過度な心配で不安障害になった人は存在します。
「心配性すぎる私は病気ですか?
引用:Yahoo!知恵袋
私は普通に生活していて、いろんな事が心配で心配で、自分の心配性な性格に疲れてしまいます。
たとえば、数時間前に喉が渇いてコップでお茶を飲んでそのコップをテーブルの上に放置。数時間後また喉が渇いたのでお茶が飲みたいのだけど、さっき使ったコップは時間がたっているのでもしかしたらホコリがたくさん入っているかも、、、そもそもこのコップは本当に数時間前自分が使った物か心配。もしかしたら昨日から洗い忘れてここに置いてあったのかも。さっきここに置いたと思って勘違いしてるのかも。と考えてしまう。
夜や朝洗顔をして洗い流す時、洗い残しが少しでもないか心配でいつまでもしつこく洗い流してしまう。
豚肉や鶏肉を料理した時、もしかしたら肉がまだ生焼けかも、、と心配でついつい焼きすぎる。さらに調理中に生肉が洗ってある食器等についてしまったかも、、などの心配をしてしまう。
オール電化なのですが、料理して電源を切って、さっき切ったのを覚えていても気になって何度もチェックしてしまう。
仕事にいくのが旦那より私の方が早いのですが、旦那がストーブを切り忘れないか心配で仕方ない。換気を忘れて死んでしまったらとか心配で仕方がない。
職場のエレベーターに乗っている時、もしこのエレベーターが壊れてて落ちたらどうしよう。変質者が途中で乗ってきたらどうしよう等考えて恐ろしくなる。
街中を歩いていてもちょっと怪しい人がいると、刺されるかもと思って走ってしまう。
友達からメールが返ってこないと、嫌われたのかも、どうしようと悩みだしてしまう。
他にも気になること、心配な事がいつも頭を離れません。そんな事ばかりに気をとられて普通に生活しているのになんだか疲れきってしまいます。これって病気なのでしょうか?」
不安で眠れなくなったり、ひどくそわそわしたりと生活に支障がある方は、単なる心配性ではなく病の可能性があります。
感受性が強く繊細
感受性が強く、繊細な性格の人も不安障害になりやすいです。周囲の小さな物事や環境の変化に気がつきやすく、さまざまな事柄がノイズとなり負担になるためです。
たとえば、相手の何気ない一言が気になって眠れなかったり、騒音や人混みで疲れやすかったりします。
上記のように、感受性豊かで繊細な心を持つ方はHSPと呼ばれます。HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき感受性が高く、敏感な気質を持つ人のことです。
『優しい』『人をよく見ている』『共感力が高い』などがHSPの主な特徴です。しかし、敏感すぎるせいで自分の感覚もすり減りやすい傾向があります。
優しく、よく気がつく人ほど、不安障害に陥りやすいのです。
誘いやお願いを断れない
不安障害になりやすい人には、お誘いや頼まれごとを断れない傾向があります。相手の気持ちを優先し、自分の意見を後回しにしてストレスを抱えてしまうためです。
下記のような状況に思い当たる人は、お誘いや依頼を断るのが苦手な人です。
- 体調が優れなくても飲み会を断れない
- 子どもの学校行事で役員を頼まれると負担が大きくても引き受ける
- グループLINEの返信で流れを壊したくない
自分の限界を超えて周囲に合わせる性格は、ストレス過多になりやすいです。相手の反応を気にするあまり、不安障害を発症する可能性があります。
ストレスや感情を抱え込みがち
不安障害になりやすいのが、ストレスや感情を抱え込みがちな人です。なぜなら、つらさや不満を我慢することで自律神経が乱れ、心身に影響が出るためです。
前述の通り、不安障害になりやすい方は、さまざまな理由でストレスやプレッシャーを抱えています。相手を優先するあまり、自分の本音を抑え込んでしまう方もいるのです。
実際、ストレスによる不安障害で悩んでいる方もいます。
「ストレスで不安障害になり4年ほどになります。
引用:Yahoo!知恵袋
最初はコロナ不安で電車に乗れなかったりランチやと友達からの誘いも行かなかったりだけだったのですが
最近自治会の班を辞めたので近所の人の目が怖くなりあまり出歩けなくなりました。
全く食事ができなかったり震えたりの症状がでてました。よくなってきたのですが
過敏性腸症候群の様な症状で下痢になったりお腹が痛かったり、それは整腸薬等で少しづつおさまってるのですが唇がピリピリしてか皮がめくれたり赤くなったりします。
これは栄養不足かストレスと心療内科の医者からいわれたのですが
こんな症状で治った方いますか?
いまも1人家で外に出ていません。」
ストレスや感情を発散できずにいると心が徐々に追い詰められ、不安障害につながります。不安障害は、感情やストレスを溜め込みやすい方ほど、発症しやすい病気です。
性格以外で不安障害になりやすい人の特徴
ここからは性格以外で不安障害になりやすい人の特徴を、5つにまとめて解説します。
特徴1:生活リズムが不規則
生活リズムが不規則な方ほど、不安障害になりやすい傾向があります。次のような生活は睡眠不足や食事の乱れをもたらし、自律神経が乱れるためです。
- 夜勤があるシフト制の仕事
- 食事が取れないほど忙しい仕事
- 昼夜逆転の生活
- 毎日の起床・就寝時間の時間がバラバラな生活
自律神経が乱れると、精神的な緊張や不安を感じやすくなります。リラックスホルモンであるセロトニンが分泌されにくく、慢性的な疲労や思考の混乱が生じやすくなります。
自分の生活を振り返り、不規則な部分がないか見直してみてください。不安障害を防ぐためには、まず不規則な生活リズムを改善する必要があります。
特徴2:仕事外で人との交流が少ない
仕事以外で人と交流する人が少ない方も、不安障害になりやすい傾向にあります。悩みや不安を話せる相手がいないと、ストレスを溜め込みやすくなるからです。
職場では業務上の会話が中心になりやすく、私生活のちょっとした悩みや不満も共有できないことがあります。家と職場の往復だけで日々が過ぎると、ストレスが溜まっていることに気づかないまま心が限界を迎えてしまう人もいます。
とはいえ、時間を作れないほど忙しい方もいますよね。そんなときは自分のペースで参加できるSNSや、オンラインコミュニティがおすすめです。
同じ症状を持つ人と交流できる機会は、患者会や自助グループ、オンラインコミュニティなどです。たとえば「nicot+(にこっとプラス)」では、不安障害に悩む方々が集まり、情報交換をしたり悩みを打ち明けたりしています。
同じ経験を持つ人たちと繋がることで、自分の症状を安心して話せる相手が見つけられますよ。
不安障害を防ぐためには、仕事以外に話せる相手を見つけ、自分の感情を溜め込まないことが大切です。
特徴3:過去に強いトラウマがある
過去に強いトラウマを抱えている方も、不安障害になりやすい傾向があります。心に深い傷を負うと、物事を悲観的に捉えストレスを抱えやすくなるためです。
たとえば、事故やいじめ・虐待などがきっかけでトラブルが長引き、慢性的な不安に悩まされることがあります。過去の記憶がよみがえり、小さな出来事にも「わたしが悪いんだ」と自分を責めてしまうケースもあるでしょう。
実際に、トラウマが原因で不安障害を発症した方は存在します。
「トラウマ?について
引用:Yahoo!知恵袋
私は社会不安障害を中学生の頃から10年以上患っています。人前で発言するような場面があると薬を飲まないと痙攣して最悪倒れてしまいます。
(学生時代は病気との上手い付き合い方が分からず大変なことも多かったですが、大人になった今は理解をいただきながら上手く生きていけています!)
冒頭のトラウマ?というのは、病気自体ではなく以下のような心のことです。
・「誰でも緊張するからね」と言われると、自分は甘えだと否定されてる気持ちになって涙が浮かんできてしまう
・かつての友達に「精神病の薬って怖い。飲んだことに安心するから症状が出てないだけじゃないん?」と言われた時、トイレで泣きました
・服薬に失敗して症状が出てしまい、みんなに症状を見られた時、自殺未遂をしたことがある
なんでこんなに心が極端になるのかというと、
今までの辛かったことが一気に頭の中に流れ込んでくる感じでぶわっときます。
中学生の頃、教室で発作が出る私をみんなが下を向いてくすくす笑っていた場面、限界で逃げ出してしまい「最低!」と叫ばれ批判の的になった場面、、
そんなもの辛かった思い出が流れ込んできます。
これって何が起きてるのでしょうか??
普段は別にそんな自分でいいじゃん、理解できない人がいても経験者じゃないんだから当たり前じゃん♪くらい前向きなのですが、
実際に上記のようなことが起こると心が狂います。」
心につらい記憶がある場合は、不安障害になりやすい可能性があることを知っておきましょう。
特徴4:育った家庭環境が偏重
育った家庭環境に強い偏りがある方も、不安障害になりやすい傾向にあります。次のような家庭環境では自立心が育ちにくく、失敗や他人からどう評価されるのかへ強い不安を抱くためです。
- 門限が厳しく友人関係や恋愛を制限された
- 叱責や暴力、経済的な支配が日常的だった
- 成績や進路に親の希望が強く反映されていた
威圧的な価値観のなかで育つと、自分の気持ちに不安を覚えます。結果として、成人したあとに不安障害を発症する可能性が高まるのです。
他人との会話で、「うちの家庭は普通じゃなかったかも」と感じたことがある方は注意が必要です。一度、自分の心の状態を見つめなおしてみてくださいね。
特徴5:精神疾患を患う家族がいる
精神疾患を患う家族がいる場合、不安障害になりやすい傾向にあります。不安障害の発症には、遺伝要素が関係しているためです。
精神科医の穐吉條太郎医師の論文では、「不安障害における遺伝子の役割は重要であり、不安障害の30~67%に遺伝性が認められると報告されている」と示されています。さらに論文内の表では、「全般性不安障害の遺伝率は32%」とも報告されています。
不安障害を持つ家族がいる場合、同じ病を発症しやすくなることは覚えておきましょう。なお、不安障害の原因や発症のきっかけを詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

不安障害かもと感じたら病院に行くべき?
不安障害かもしれないと感じた場合は、できるだけ早めに専門の医療機関へ相談することをおすすめします。なぜなら、精神科や心療内科などの専門医に相談することで症状の悪化を防ぎ、改善しやすくするためです。
下記に、病院で受診を受けるかを判断するためのチェックリストをまとめているため参考にしてください。とくに症状が『2週間以上続いている』『生活に支障をきたしている』場合は、受診を検討しましょう。
- ちょっとしたことで不安を感じる、心配になる
- 常に緊張を感じる
- 疲れやすい
- 外出や仕事において人との会話が怖く感じる
- 動悸・息苦しさ・めまいなどの身体症状がある
- 「もうダメだ」と絶望感に襲われることがある
「気のせいだから大丈夫」と軽視せず、専門家へ相談しましょう。
まとめ
本記事では、不安障害になりやすい性格や特徴を解説しました。不安障害になりやすい性格には真面目で自分に厳しく、場の協調性を大切にする方が多いです。
一方、不規則な生活や限られた人間関係などストレス過多な環境があると、不安障害を発症しやすくなります。
不安障害があるかもしれないと感じた場合は、できるだけ早く専門の医療機関へ相談しましょう。
早期に対応することで、不安障害は悪化せず、すぐに治りますよ。
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