即効性があるパニック障害の薬はどこだろう？
副作用が出ないものがいいな…
「少しでも早くパニック障害の症状を緩和させたい」といった理由から、即効性がある薬を探している方は多いですよね。もちろん、パニック障害の薬には即効性が高く、効果を実感しやすいものが存在します。
しかし、即効性が高い薬には副作用が生じるリスクもあります。そのため、パニック障害の薬に対する正しい知識を持っておくことが重要です。
そこで、本記事では即効性があるパニック障害に効く薬を、効果や具体例も交えて解説します。即効性がある薬を服用する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- アルプラゾラムやロラゼパムは即効性があるパニック障害に効果的な薬
- 即効性のある薬は副作用に注意が必要
- 薬は医師の診察を経て服用しよう
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即効性があるパニック障害に効く薬5選
さっそく、即効性があるパニック障害に効く薬を、厳選して5つ紹介します。
- アルプラゾラム
- ロラゼパム
- クロナゼパム
- ジアゼパム
- クロルジアゼポキシド
アルプラゾラム
アルプラゾラムは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬です。安定剤と呼ばれることもあり、不安感や緊張感を和らげる効果が期待できます。
アルプラゾラムの特徴は、不安に対して即効性があることです。また、眠気やふらつきといった副作用が比較的抑えられており、効果と副作用のバランスが取れている薬になります。
主な副作用としては、傾眠やめまいが挙げられます。しかし、効果のわりに副作用が少なく、比較的安全に服用できる薬です。
ロラゼパム
ロラゼパムは、ベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬です。不安感や緊張感を和らげる効果が期待でき、安定剤と呼ばれています。
ロラゼパムの特徴は、抗不安作用が強く即効性があることです。また、即効性がありながら肝臓への負担が少なかったり、効果のわりには眠気や筋弛緩作用が少ないといった特徴があります。
そのため、高齢者や脂肪肝の人に多く使用されています。主な副作用としては、眠気やふらつき、倦怠感、脱力・疲労感です。なかでも、眠気が最も起こりやすいとされています。
クロナゼパム
クロナゼパムは、ベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬です。けいれんと不安を抑える作用が期待でき、パニック障害や社交不安障害などの不安障害に使用されています。
他にも、レム睡眠行動障害や自律神経発作、精神運動発作など、ざまざまな疾患に効果があります。クロナゼパムの特徴は即効性が期待でき、作用時間が長く依存性が比較的低いことです。
主な副作用としては、眠気やふらつき、喘鳴、唾液分泌などが挙げられます。
ジアゼパム
ジアゼパムもベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬です。錠剤や注射液、坐薬の3種類があり、抗不安作用や抗けいれん作用、筋弛緩作用などの効果をバランスよく持っています。
ジアゼパムの特徴は即効性があり、作用時間が長いことです。作用時間が長いことから依存性が低いため、比較的安全に服用できます。
主な副作用としては、眠気やふらつき、めまい、歩行失調、頭痛などが挙げられます。
クロルジアゼポキシド
クロルジアゼポキシドは、ベンゾジアゼピン系に分類される抗不安薬であり、古くから使用されている薬です。気分をリラックスさせ、不安や緊張を和らげたり、寝つきをよくする効果が期待できます。
主に神経症やうつ病、心身症における不安・緊張・抑うつに効果があるとされています。副作用として挙げられるのは、眠気やふらつき、めまい、歩行失調、頭痛などです。
また、クロルジアゼポキシドの作用はお酒とよく似ており、飲酒をすると作用が強く発現することがあるため注意しましょう。
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即効性があるパニック障害の薬は医師に相談してから服用しよう
即効性があるパニック障害の薬は、医師に相談してから服用しましょう。市販薬を使用してはいけないわけではありませんが、知識がない状態で服用すると症状が悪化する可能性があります。
そのため、市販薬を飲むにせよ、一度医師から診察を受け相談したうえで、飲む薬を決めることが賢明です。
なお、本メディア「ぱにらぼ」の監修を務める新見先生の「新見正則医院」では、パニック障害の症状をヒアリングしたうえで、適切な処方が受けられます。専門の主治医が決まっていない方は、この機に一度ご受診ください。
薬の効き目には個人差がある
パニック障害の薬の効き目には、個人差があります。薬の効果は、飲む人の薬物代謝や生活習慣、他の薬や食品との飲み合わせによって大きく異なります。
例えば、個人差のある薬物代謝の場合、人によって薬が効かなくなったり、効きすぎてしまったりということも多いです。また、喫煙や飲酒、睡眠不足などによって生活習慣が乱れていると、薬が通常の量では効きにくいということも珍しくありません。
そのため、薬の効果を最大限発揮するには、自分自身に適切な薬を正しい用法・用量で服用することが大切です。現在服用している薬が効かないからといって、自己判断で薬の量を増やすことは非常に危険であり、避けるようにしましょう。
副作用が生じる可能性もある
即効性があるパニック障害の薬を服用することで、副作用が生じることも珍しくありません。副作用が出た際に適切な対処を取れるように、服用する薬で起こりうる副作用を事前に知っておくことが大切です。
また、副作用は薬を服用する人の体質やその時の体調、他の薬との飲み合わせなどによって、現われる症状が異なります。そのため、普段と異なる症状がないか、冷静に自己観察するようにしましょう。
不安になって自分の判断で薬を飲むのを止めてしまったり、量を加減したりすると、かえって病気を悪化させることもあります。副作用が気になる時は、必ず医師に相談しましょう。
なお、下の記事ではパニック障害の薬の副作用を詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
→ パニック障害の薬に副作用はある？症状例や服用時の注意点も紹介
即効性があるパニック障害の薬にまつわるFAQ
最後に、即効性があるパニック障害の薬にまつわる疑問にまとめて回答します。
- 市販品で即効性があるパニック障害の薬は？
- パニック障害の薬が効かない時はどうしたらいい？
- 薬と漢方ではどちらの方が即効性がある？
市販品で即効性があるパニック障害の薬は？
市販品で即効性があるパニック障害の薬としては、次の5つが挙げられます。
- GABAサプリメント
- カバカバサプリメント
- バレリアンルートサプリメント
- L-テアニン
- メラトニンサプリメント
GABAには、精神を安定させ、緊張や興奮を抑制する効果があります。神経を落ち着かせてくれるため、ストレスを緩和したり、不安を軽減させることが可能です。
また、テアニンは心身をリラックスさせ、ゆったり落ち着いた気分にさせる働きが期待できます。そのため、不安な感情を和らげることが可能です。
上記のように、市販薬でもパニック障害に即効性のある薬は存在します。医師に相談した上で、使用してみましょう。
なお、下の記事ではパニック障害に効くおすすめの市販薬を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
→ パニック障害の市販薬おすすめ5選！服用時の注意点も紹介【症状別】
パニック障害の薬が効かない時はどうしたらいい？
パニック障害の薬が効かない時は、医師に判断を仰ぐことが大切です。パニック障害の薬の効果には個人差があり、現在服用しているものが適していないという場合もあります。
また、服用している薬の量が適していないという可能性も考えられます。そのため、医師に相談し、薬の量の調整や他の薬への変更を検討してもらうようにしましょう。
薬が効かないからといって、自己判断で薬や量を変えることは非常に危険です。パニック障害の悪化を防ぐためにも、自己判断は避けるようにしてください。
なお、下の記事ではパニック障害の薬が効かない時の対処法を紹介しているため、あわせて参考にしてください。
薬と漢方ではどちらの方が即効性がある？
薬と漢方には、どちらも即効性のあるものが存在するため、一概にどちらが良いとは言えません。また、体質によってもどちらが向いているかは異なります。
ただ、漢方の方が依存性と副作用が少ない傾向にあります。そのため、漢方を服用してみたいという方は、一度医師にパニック障害に効く漢方を処方してもらいましょう。
なお。下の記事ではパニック障害に効く漢方について詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
→ パニック障害薬漢方
まとめ
本記事では、即効性があるパニック障害に効く薬を、服用時の注意点も交えて紹介しました。パニック障害に即効性がある薬を服用することで、不安な感情を素早く抑えることができます。
しかし、薬の効き目には個人差があったり、副作用が生じる可能性もあるため、必ず医師の指導のもと服用することが大切です。自己判断はパニック障害の症状の悪化を招く危険性があることから、避けるようにしましょう。
自分に合った薬を適切な用法・用量で服用して、症状の改善に努めるようにしてください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。
なお、周囲にパニック障害の悩みを相談できず、おひとりで悩まれている方は「nicot+（にこっとプラス）」にご参加ください。
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