パニック障害に薬は効かない?原因や対処法も紹介

パニック障害薬効かない

薬を飲んでもパニック障害の症状が良くならない…
薬が効かないのには何か原因があるのかな?

パニック障害の方のなかには、薬を飲んでも症状が良くならないと悩んでいる方もいますよね。パニック障害の治療では、まず薬物療法を実践して発作のコントロールをできるようにしていくのが一般的です。

しかし、特定の原因によってパニック障害の薬が効かないというケースがあります。薬が効かないまま放置していると症状が悪化してしまう可能性があるため、なるべく早く適切な対処をすることが大切です。

そこで、本記事ではパニック障害に服用薬が効かない原因を、対処法も交えわかりやすく解説します。パニック障害に効く薬の選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 睡眠薬での代用や服用頻度がまばらでは薬は効かない
  • 他の薬との併用で効果が薄れているケースもある
  • 薬が効かない時は自身で判断せず専門医の意見を仰ぐのが堅実

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目次

パニック障害に服用薬が効かない原因

さっそく、パニック障害に服用薬が効かない原因を、6つにまとめて紹介します。

  • 症状に効かない薬を服用している
  • 睡眠薬や鎮静剤で代用している
  • 薬への抗体ができている
  • 適切な頻度・用量で服用していない
  • 薬への期待・信頼が薄れている
  • 他の併用薬で効果が薄れている

原因1:症状に効かない薬を服用している

症状に効かない薬を服用している点は、パニック障害に服用薬が効かない原因の1つです。パニック障害の治療には、SSRI(※)やベンゾジアゼピン系薬剤が用いられるのが一般的です。

しかし、薬の効果は飲む人の体質や生活習慣、他の薬や食品との飲み合わせによって個人差があります。そのため、個々の患者に最適な薬が選ばれていない場合、効果が十分に発揮されないことがあります。

※1:SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)とは、抗うつ作用や抗不安作用を示す薬です。服用することで、細胞内へ一度放出されたセロトニンの再取り込みを阻害し、脳内のセロトニン濃度を上昇させ神経伝達をスムーズにする効果が期待できます。

原因2:睡眠薬や鎮静剤で代用している

睡眠薬や鎮静剤で代用している場合には、パニック障害の症状が改善されることはありません。なぜなら、睡眠薬や鎮静剤は、パニック障害の治療を目的に使われる薬ではないためです。

とくに、睡眠薬は日常的に服用していると依存してしまうため注意が必要です。睡眠不足に悩んでいる場合には、パニック障害の症状に効果のある薬を服用しましょう。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬には、鎮静・催眠作用が含まれています。医師に相談して処方してもらうようにしてください。

原因3:薬への抗体ができている

薬への抗体ができている場合には、パニック障害の服用薬が効かないことがあります。薬を長期間の服用し続けると耐性が生まれ、同じ薬を使用しても効果が減少することがあります。

また、抗体ができるまで服用している場合、薬をやめる時に不安が強まって退薬症状が起こることがあるため注意が必要です。薬を減らしていく際は、時間をかけてゆっくり減らしていくことが大切です。

原因4:適切な頻度・用量で服用していない

薬を定期的に服用しない、あるいは医師の指示に従わずに勝手に服用量を変更すると、薬の効果を減少させる原因になります。なぜなら、医師の処方する薬の内容や量は、患者の体質や症状に合わせて決められているためです。

また、適切な頻度・用量で服用していない場合、症状の改善までに多くの時間を要してしまうこともあります。他にも、薬の副作用によって苦しむことになるといったケースも少なくありません。

そのため、医師の指定した用法・用量は必ず守るようにしましょう。

原因5:薬への期待・信頼が薄れている

薬への期待・信頼が薄れている場合、パニック障害の服用薬が効かない可能性があります。なぜなら、薬に対する期待や信頼感が低い場合、プラセボ効果(※)が働かず、薬の効果が感じられにくいことがあるためです。

また、深刻なストレスやトラウマが残っている場合、薬だけでは対処できないことがあります。薬の効き目には心理的状態が大きく影響します。

そのため、薬への期待・信頼が薄れている場合には、医師に相談して薬を変えてもらうなどの対策が必要です。

※プラセボ効果
実際には有効成分が入っていないはずなのに、身体が反応して効果が発現してしまう現象のこと。プラセボとは薬学的に何の効果も有さない偽薬(ぎやく)を意味します。

原因6:他の併用薬で効果が薄れている

パニック障害に服用薬が効かない原因として、他の併用薬で効果が薄れている可能性が考えられます。薬の効き目は、他の薬や食品との飲み合わせによって大きく異なります。

そのため、他に服用している薬やサプリメントが、パニック障害の治療薬の効果を阻害するといったケースも少なくありません。また、薬物相互作用が原因で効果が減少することもあります。

パニック障害の薬以外の併用薬を服用している場合は、医師に相談することが大切です。

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パニック障害に服用薬が効かない時の対処法

原因をおさえたところで、ここからはパニック障害に服用薬が効かない時の対処法を、3つにまとめて解説します。

  • 専門医に相談してみる
  • 心理療法を試してみる
  • 薬への知見を深めてみる

対処法1:専門医に相談してみる

パニック障害の薬が効かない場合には、現在の治療計画を見直すために、医師に相談することが大切です。前述したように、薬が効かないのは症状に効かない薬を服用していたり、適切な頻度・用量で服用していないといった原因が考えられます。

医師に相談することで、薬の種類や用量を調整したり、他の治療法を提案してもらうことが可能です。また、薬が効かないのには、パニック障害以外の精神的・身体的な問題が関与している可能性もあります。

そのため、再度医師に診てもらい、適切な治療を受けることが重要です。市販薬を服用していた人は初診を、すでに医師の診察を受けている人は改めて相談をしましょう。

対処法2:心理療法を試してみる

パニック障害の薬が効かない場合には、心理療法を試してみることもひとつの方法です。心理療法とは、認知行動療法(※)によってパニック障害を正しく理解し、症状を引き起こす考え方や行動を変化させる治療法のことです。

具体的には、恐怖を引き起こす状況に徐々に慣れさせることで、パニック発作を克服するエクスポージャー療法が挙げられます。「薬がなくても大丈夫」という自信をつけていくことで、症状を緩和させることができます。

エクスポージャー療法では、治療者が同伴して安全を保証しながら段階的に刺激に触れていくため安心して行うことが可能です。

※認知行動療法
認知に働きかけることで、ストレスなどの心の問題を軽減する心理療法。考え方のバランスを取って、ストレスに上手に対応できる心の状態をつくっていきます。

なお、下の記事ではパニック障害の症状別の対処法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害に悩んだ時はどうしたらいい?症状別に対処法や予防策を紹介

対処法3:薬への知見を深めてみる

パニック障害の薬が効かない場合には、薬への知見を深めてみることも効果的な対処法のひとつです。前述したように、薬が効かない原因が自身に適していないというケースも少なくありません。

そのため、薬への知見を深めることで、自身により適性のある薬を見つけられる可能性があります。また、薬が効かないのは、普段何気なく口にしている食べ物や漢方などが影響している場合もあります。

薬への知見が深まれば、効果をより高めることができるでしょう。

パニック障害に効く薬の選び方

なかには、パニック障害に効く薬をどう選べばいいのかわからない人もいますよね。もちろん、専門医に診てもらえば自分で薬を選ぶ必要はありません。

しかし、薬への知見があるかないかでは診察内容への理解度が大きく異なります。そこで、ここからはパニック障害に効く薬の選び方を、3つにまとめて解説します。

  • 処方薬か市販薬か
  • 副作用はあるか
  • 即効性があるか

選び方1:処方薬か市販薬か

パニック障害に効く薬を選ぶ際には、医師の処方薬がおすすめです。医師の処方薬は、患者の体質や症状にあわせて選定されているため、ドラッグストアへ行けば買える市販薬よりも高い効果が期待できます。

また、パニック障害の症状によっては、市販薬では効果が薄い可能性も考えられます。そのため、医師に相談し、体質や症状に適した薬を処方してもらうのが賢明です。

市販薬を使うのが悪いわけではありませんが、服用する際はどちらにせよ一度医師に診てもらいましょう。

なお、下の記事ではパニック障害の処方薬をランキング形式で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害の処方薬ランキングTOP5!服用時の注意点も紹介

選び方2:副作用はあるか

服用する薬に副作用があるかどうかで選定することも大切です。パニック障害の薬は、服用した薬特有の効果や服用者の体質差によって副作用が出る場合があります。

なかでも、効果が強い薬を服用した場合には、副作用が出やすい傾向にあります。そのため、医師に相談しながら薬を選定することが大切です。

医師は、薬の効果と副作用の可能性の双方を考えて薬を処方しています。したがって、副作用が起こるリスクを最大限減らすことができます。

なお、下の記事ではパニック障害の薬で生じる副作用を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

パニック障害の薬に副作用はある?症状例や服用時の注意点も紹介

選び方3:即効性があるか

即効性があるかどうかで、薬を選ぶ方法もあります。即効性があるパニック障害に効く薬としては、次の5つが挙げられます。

  • アルプラゾラム
  • ロラゼパム
  • クロナゼパム
  • ジアゼパム
  • クロルジアゼポキシド

即効性のある薬を服用することで、不安感や緊張感を和らげる効果が期待できます。しかし、即効性のある薬には副作用が生じる可能性もあるため注意が必要です。

即効性があるパニック障害の薬は医師に相談してから服用することが賢明です。自己判断で服用すると症状が悪化する可能性があるため、避けるようにしましょう。

なお、下の記事では即効性があるパニック障害に効く薬を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

即効性があるパニック障害に効く薬5選!服用時の注意点も紹介

まとめ:パニック障害の薬は医師に相談してから服用しよう

本記事では、パニック障害に服用薬が効かない原因や服用薬が効かない時の対処法を紹介しました。パニック障害の薬が効かないのには、さまざまな原因があります。

そのため、薬が効かないことで悩んでいる方は、一度医師に相談するようにしましょう。自己判断で薬の種類や量を変えることは、症状の悪化のリスクがあることから避けるようにしてください。

医師の判断のもと適切に薬を服用すれば、パニック障害の症状を緩和させることができます。そのため、パニック障害の薬は医師に相談してから服用することを忘れないようにしましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

なお、パニック障害・不安障害のお役立ち記事を配信している『ぱにらぼ』では、パニック障害専門コミュニティ『nicot+(ニコットプラス)』を運営しています。

「にこっとプラス」では、次のように参加者同士が症状への悩みや対処法といった情報を気軽に交換することができます。

「いきなりコミュニティに入るのはちょっと気が引ける…」と不安な方は、自宅や外出先で行える、薬に頼らず「食事」と「栄養」でパニック障害を克服する改善動画をご覧ください。

実際に、本動画を視聴した91%の方が症状の改善を実感しています。

パニック障害を克服する効果的な改善方法を詳しく知りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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