この記事では対処法も交え、気分が落ち込む原因を解説します。

気分が落ち込むのはなぜだろう?
どうしたら気分の落ち込みを解消できるんだろう…
同じように悩む人はどうしているのかな?
気分が落ち込むとさまざまな活動への意欲が湧かなくなってしまい、つらいですよね。気分が落ち込む原因がわからないと、より一層不安になってしまうでしょう。
気分が落ち込むことは、誰にでもある自然な現象です。しかし、その原因や適切な対処法はさまざまです。
また、気分が落ち込む原因が病気である可能性もあります。そのため、気分が落ち込む原因や対処法をしっかりと把握しておくことが重要です。
そこで本記事では対処法も交え、気分が落ち込む原因を解説します。考えられる病気の可能性や気分が落ち込むときにやってはいけないことも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 気分が落ち込む原因には、ストレスや心身の不調がある
- 休養や誰かに相談することで気分の落ち込みが改善することがある
- 気分の落ち込みが続くときは病院を受診しよう
気分が落ち込みやすいのは栄養不足が原因?
日々の仕事で蓄積されるストレスや生活習慣の乱れなど、気分が落ち込む原因は日常生活のいたるところに潜んでいます。
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気分が落ち込む4つの原因
気分が落ち込む原因は、さまざまです。ここでは気分が落ち込む主な原因を、4つにまとめて紹介します。

原因1:脳の不調からくるうつ症状
脳の不調によってうつ症状を引き起こしている場合、気分が落ち込むことがあります。脳内の神経伝達物質のバランスの乱れは、うつ病といった気分の落ち込みを引き起こす要因のひとつです。
脳内では、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質が情報の伝達を行っています。これらのバランスが崩れると、気分の落ち込みや意欲の低下が起こるのです。
うつ病の原因の一つは、この神経伝達物質のバランスの乱れだとされています。不安や憂うつ感が増したり無気力になったりするため注意が必要です。
原因2:過度なストレス
過度なストレスは心身に大きな負担をかけ、気分の落ち込みを引き起こします。ストレスは自律神経を乱すため、気分の落ち込みを引き起こすのです。
人は、長期的なストレスにさらされると自律神経のバランスが乱れ、心身のさまざまな機能に異変が生じます。自律神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、夜に眠れなくなることもあります。
たとえば、 仕事でのプレッシャーや人間関係のトラブルなどの日常生活におけるさまざまな出来事は、ストレス要因のひとつです。結果、気分の落ち込みや不安、イライラといった症状が表れるのです。
原因3:女性ホルモンの乱れ
女性特有の原因として、女性ホルモンの乱れも気分の落ち込みに影響します。
女性の体は、月経周期や妊娠・出産など、ライフステージに応じてホルモンバランスが大きく変化します。特に、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの変動は、気分の波を引き起こしやすいものです。
たとえば、月経前症候群(PMS)は、月経前に気分の落ち込みやイライラ、不安などの精神的な症状が表れることがあります。これは、月経前のホルモンバランスの急激な変化が原因と考えられています。
女性ホルモンの乱れは、特に月経前や出産後などに気分の落ち込みを引き起こす要因のひとつです。
原因4:更年期による影響
更年期も気分が落ち込む原因のひとつです。更年期によるホルモンバランスの変化は、気分の落ち込みをはじめ、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
更年期とは、卵巣機能の低下により女性ホルモンの分泌が急激に減少する時期です。ホルモンバランスの急激な変化によって自律神経が乱れ、気分の落ち込みやホットフラッシュなどを引き起こします。
また、更年期による不眠といった身体的な症状も心身に負担を与え、気分の落ち込みを悪化させる要因となります。更年期におけるホルモンバランスの変化は、気分の落ち込みなど精神的な部分にも大きな影響を与えるため注意が必要です。
なお、下の記事では急に不安感に襲われた時の対処法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

気分が落ち込んだ時にやってはいけないこと

ここからは、気分が落ち込んだときにやってはいけないことを、4つにまとめて紹介します。
SNSに浸る
SNSに浸ると気分の落ち込みの悪化につながるため、控えましょう。SNSによって他人と自分を比較し、劣等感を感じることは気分を落ち込ませる要因のひとつです。
SNSは他人の華やかな生活や成功ばかりが目に入りやすく、自分と比べて劣等感を感じたり孤独感を深めたりする原因となります。また、心無い言葉や誹謗中傷に触れるリスクもあり、精神的な負担を増大させてしまうでしょう
実際、下の口コミのようにSNSによって気分が落ち込んだ体験談があります。
私自身、SNSを多く観ていた時期はメンタルが不調になっていた気がします。
引用:Yahoo!知恵袋
後から考えると、それは、周囲との差を見せつけられる経験が積み重なり、「自己像(セルフイメージ)」が下がっていたことが原因の一つだったと思っています。
SNSに浸ると他人と自分との比較によって傷つき、気分の落ち込みにつながる可能性があるため注意が必要です。
気を紛らわすための外出
気を紛らわすための外出も気分が落ち込んだ時にやってはいけないことのひとつです。
気分の落ち込みを解消するために思い切って外出したくなるかもしれませんが、それは逆効果となる可能性があります。外出は一時的な気晴らしにはなりますが、根本的な解決には至りません。
外出することで新たなストレスに直面するケースもあります。落ち込んでいるときの無理な外出は心身を疲れさせ、かえって負担となることもあるのです。
気を紛らわすための外出は、一時的な気分転換となるでしょう。ただし、気分の落ち込みが根本的に改善するわけではなく、疲労感が蓄積させる可能性があることも念頭におきましょう。
悩みや不安を我慢する
悩みや不安を我慢することは、心の健康上、好ましくありません。過度な我慢は、心身の不調を引き起こす要因のひとつです。
悩みや不安を我慢している状態が続くと、脳内にストレス性物質が蓄積され、うつ病や不安障害を発症することがあります。また、落ち込んだときに一人で抱え込むと不安が募り、不眠や食欲不振などの身体的な症状が表れることもあります。
落ち込んだときは我慢せず、思い切って感情を表に出させることで気持ちが楽になるかもしれません。たとえば、友人に愚痴を聞いてもらったり、思い切り涙を流したりするのもよいでしょう。
悩みや不安を我慢するとストレスが溜まり、結果として心身の不調を招くため注意しましょう。
無理やりポジティブに考える
気分が落ち込んだときに、無理やりポジティブに考えると逆効果となることがあります。
無理やりポジティブに考えるということは、自分の本当の気持ちを無視するということです。自己否定は気持ちを暗くさせ、かえって気分が落ち込むことがあります。
落ち込んだときは単に気分を切り替えるのではなく、落ち込んだ原因や対処法を考えてみることも大切です。こうした振り返りが次に活かされ、根本的な解決へと近づきます。
なお、下の記事では夜に気分が落ち込んだ際の対処法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

落ち込む気分を回復させる4つの対処法

ここかは、落ち込む気分を回復させるための対処法を、4つにまとめて紹介します。
対処法1:生活習慣を整える
生活習慣を整えることは、心身の健康を維持する上で非常に大切です。整った生活は、気分の落ち込みにも良い影響を与えます。
不規則な生活は、自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを引き起こし、気分が落ち込みやすくなります。また、睡眠不足は気分の落ち込みを助長させるため、質のよい睡眠をとることは特に重要です。
規則正しい生活を送ると体内時計が整い、心身のバランスが安定します。結果として、気分の落ち込みを軽減する効果が期待できます。
対処法2:休養をとる
しっかりと休養をとることは、心身の疲労を回復させ、気分の落ち込みを改善させるために必要不可欠です。意識して時間を作り、心身を休ませましょう。
心身の疲労が溜まると、気分の落ち込みや集中力の低下につながります。また、イライラしやすくなることもあります。十分な休養は心身をリラックスさせ、ストレスを軽減したり気分の落ち込みを回復したりする上で効果的です。
たとえば、週末は意識して趣味やのんびりとする時間を作り、リフレッシュできるとよいでしょう。気分の落ち込みを改善するためには、しっかりと心身を休ませることが大切です。
対処法3:病院を受診する
気分の落ち込みが続く場合や日常生活に支障をきたしている場合、早めに病院を受診しましょう。受診の目安は、症状が2週間ほど続いたときです。
気分の落ち込みが一時的なものであったり、落ち込む原因が明らかだったりする場合は、時間とともに回復が見込めます。しかし、なかには病気の症状によって落ち込みが持続していることもあります。
実際、下の口コミのようにまずは病院に行ってみることが大切だという体験談もあります。
心療内科と言うと鬱病の人が通ってるイメージですが眠剤だけ処方してもらってる人もいますから、敷居高くないですよ。
引用:Yahoo!知恵袋
出来れば早いほうがいいです。受診が遅くなると治りは時間がかかります。
たとえば、パニック障害やうつ病を発症していた場合、自力で完治させることは困難です。つらいと感じるときは、2週間を目安に受診するようにしましょう。
対処法4:誰かに相談する
信頼できる誰かに相談することは、気分の落ち込みを和らげる効果があります。精神的な支えは、日々を穏やかに過ごしていく上で大切です。
悩みや不安は一人で抱え込まず、誰かに相談することで、気持ちが楽になったり新たな視点を得られたりすることがあります。また、共感し合うことで孤独感が解消され、励みになることもあります。
たとえば、家族や友人、恋人など信頼できる人に自分の気持ちを話せると良いでしょう。病院の医師やカウンセラーへの相談が可能であれば、専門的な視点からアドバイスをもらうこともできます。
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気分が落ち込むのは何かの病気?
気分の落ち込みは、心の病気の症状である可能性があります。ここでは、気分が落ち込むときに考えられる病気を、5つにまとめて紹介します。
パニック障害

パニック障害は、突然の強い不安や恐怖を感じるパニック発作を繰り返す病気です。場合によっては、気分の落ち込みを伴うことがあります。
パニック発作は、動悸や息切れ、めまいなどの身体症状を伴うことが多い病気です。パニック発作が起きることへの恐怖で起こる「予期不安」は、日常生活に支障をきたすことがあります。
また、特定の状況や場所でパニック発作が起こることへの恐怖で起こる「広場恐怖」もよくみられる症状です。これらの恐怖は不安や気分の落ち込みにつながり、外出を控えるようになってしまうことがあります。
パニック障害では、たびたび起こる発作によって気分が落ち込むことがあります。病院での治療によって完治が目指せるため受診しましょう。
なお、パニック障害の特徴や根本的な発症原因をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。


うつ病
うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下・興味や喜びの喪失などが起こる病気です。病院での薬物治療や心理治療によって、寛解が目指せる病気でもあります。
うつ病が起こる原因のひとつは、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることだと考えられています。これによって、気分の落ち込みが長期間続くことが一般的です。
たとえば、仕事や家事をする気力が湧かなくなったり、不眠や食欲不振などの症状が表れたりします。朝、起き上がるのがつらく日常生活に支障をきたすこともあります。うつ病において、気分の落ち込みは代表的な症状です。
双極性障害(躁うつ病)
双極性障害(躁うつ病)は、気分の波が極端に変動する病気です。先述したうつ病のような落ち込みである「うつ状態」と、気分が過度に高揚する「躁状態」を繰り返します。
躁状態では、多弁で活動的になったり睡眠時間が短くなったりするなどの症状が表れます。躁状態の後に、反動でうつ状態に陥ることが多いのが特徴です。
周囲から見ると元気そうなときもあるため、なかなか理解が得られにくいとされています。完治や寛解が難しく、再発しやすい病気であるため、継続的な通院が重要です。
適応障害
適応障害は、特定のストレス要因にうまく適応できず心身にさまざまな不調が表れる病気です。ストレスによって気分が落ち込むことがあります。
適応障害には、環境の変化や人間関係のトラブルなど、明確なストレス要因が存在することが多いです。そのストレスによって気分の落ち込みや不安、さらに不眠などの症状が表れます。
ストレス要因がなくなれば、症状は改善します。原因を特定し、環境を調整したり生活を見直したりすることが大切です。
適応障害の症状の一つとして、気分の落ち込みが見られることがあります。ただし、原因を特定し改善することで、症状も治まることが期待できます。
統合失調症
統合失調症は、思考や知覚・感情などに異常が生じる病気です。幻覚や妄想などの症状に加え、気分の落ち込みが見られることがあります。
統合失調症の主な症状は、 幻覚や妄想、まとまりのない言動です。加えて、喜怒哀楽の表現が乏しくなり、気分が落ち込むことがあります。
幻覚や妄想など、発症前にはなかったものが表れている状態は「陽性症状」です。反対に、意欲低下や落ち込みなど、発症前にあったものが失われることを「陰性症状」と呼びます。
発症の原因は特定されていませんが、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れるためだと考えられています。統合失調症は、早期の診断と治療が非常に重要な病気です。
統合失調症によって気分が落ち込んでいると考えられる場合、様子を見たりせず、早急に病院を受診しましょう。
気分の落ち込みが病気かを判断する方法
気分の落ち込みが病気かを判断する方法の一つは、「どれくらい落ち込む状態が続いているか」です。一般的に、心の病気では「症状が2週間以上続くとき」が受診の目安とされています。
また、気分の落ち込みによって仕事や家事といった日常生活に支障をきたしている場合も、病気を疑ってもよいかもしれません。不眠や食欲不振など、その他の症状が見られるときにも注意が必要です。
病気かどうかの判断は、医師だけが可能です。気になる場合は、精神科や心療内科を受診しましょう。
まとめ
本記事では、気分が落ち込む原因や対処法について紹介しました。また、気分が落ち込んだときにやってはいけないことや、考えられる病気についても解説しました。
気分が落ち込む背景には、さまざまな要因が潜んでいます。一時的なものではなく、病気である可能性もあります。症状が2週間以上続いたり、日常生活に支障をきたしているときは、早めに受診しましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。