この記事では対処法も交え、電車が怖いと感じる原因を解説します。

電車が怖いときはどうしたらいいの?
電車が怖いと感じるのは何かの病気?
電車の怖さを克服する方法はあるのかな…
電車に乗ると、どうしようもない不安や恐怖に襲われてしまうという悩みを抱えている方もいますよね。実は、電車に乗ることに強い不安や恐怖を感じることは、決して珍しいことではありません。
しかし、電車は通学や通勤など、さまざまな場面で使用するものであり「どうにかしたい…」と感じている方も多いでしょう。電車が怖いと感じるままでは、外出が制限されるなど不便に感じることもあるはずです。
そこで本記事では対処法も交え、電車が怖い原因を解説します。あわせて、電車が怖いことから考えられる病気も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 69.1%の方が電車が怖いと感じた経験がある
- 電車が怖いと感じるのは圧迫感や周囲の視線が原因
- 電車を克服するには各駅停車から乗って小さな成功体験を積む
電車が怖くなるのは栄養不足が原因?
日々の仕事で蓄積されるストレスや生活習慣の乱れなど、電車が怖くなる原因は日常生活のいたるところに潜んでいます。
ただ、生活習慣を見直そうにもどうすればいいのか、イメージが湧かない方は多いですよね。
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乗車経験のある69.1%は電車が怖いと感じている
鉄道トレンド総研の調査によると、乗車経験のある人の69.1%が電車内で「怖い」と感じた経験があることがわかっています。電車に乗る際の恐怖感は、決して特別なことではありません。
また、「ある」と答えた人の77.2%は、他の乗客に対して恐怖を抱いていたと回答しています。理由としては、次のようなものです。
- 電車内に暴れてる人がいた
- 酔っ払いに絡まれた
- 電車で事件や事故があったニュースを見た
- 電車のスピードが速かった

実際に、下の口コミのように過去に電車で起きた事件から恐怖を感じる人もいます。
電車が怖いです。
引用:Yahoo!知恵袋
事件や事故に興味があり、よく調べていたのですが、その中でJR福知山線の脱線事故を知りました。
その事故を知ってから、電車の揺れや傾く時などがパニックになりそうになるほど怖く感じてしまうようになりました。いつも自分に大丈夫大丈夫と言い聞かせています。
電車が怖いと感じるのは、多くの人が経験する感情なのです。
電車が怖い4つの原因

ここからは電車が怖いと感じる原因を、4つにまとめて紹介します。
原因1:圧迫感に対する恐怖
電車に乗ると感じる圧迫感は、多くの人が恐怖を感じる原因のひとつです。とくに通勤・通学時間帯の満員電車では、周りの人との距離が極端に近くなります。
体を自由に動かせない状況に陥りやすく、恐怖を感じやすいのです。実際に、下の口コミのように電車に乗った際の圧迫感に恐怖を感じる人がいます。
走ってる電車に乗ったり空いてる電車は平気なのですが、ドアが全部しまって止まってる電車、閉じ込められたあとの満員電車は圧迫感が増して見えて怖くて泣き出してしまいます
引用:Yahoo!知恵袋
たとえば、混雑時には手すりにもつかまれず、他人と密着した状態で揺れに耐えなければならないこともあります。このような状況が、さらなる不安や恐怖心を引き起こすことになるのです。
原因2:電車の予期しない動きが怖い
電車の予期せぬ動きも、恐怖を感じる要因として挙げられます。電車は、走行中の揺れや急カーブ、突然の急停車など、乗客にとって予測できない動きが多く発生します。
このような状況下では、転倒や他の乗客との接触を避けられないのではないかという不安が強まるのです。
とくに、混雑時に急ブレーキがかかったとき、周りの人と接触してしまう可能性が高くなります。周囲に迷惑をかけてしまうことを予測して、常に緊張状態になってしまう人もいるのです。
原因3:周囲の視線が怖い
電車内では、周囲からの視線を意識してしまい、それが恐怖につながることがあります。閉鎖された車内では、人との距離が近くなります。
そのため、自分の行動や表情が他人から見られているのではないかという不安が強まるのです。また「この状況で体調が悪くなってしまったらどうしよう」という不安から、ますます緊張が高まってしまうこともあります。
たとえば、急に具合が悪くなり周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか、という心配からより一層不安が募ってしまうのです。実際に、下の口コミのように周囲の視線が怖くなり、電車に乗れない方もいます。
電車に乗るのが怖いです。
引用:Yahoo!知恵袋
これまで3年間電車通学をしてきましたが急に乗れなくなりました。電車に乗り一駅ほどしたところで頭痛と息苦しさが酷く気を紛らわしています。でもここ数週間で頭痛より息苦しさの恐怖が勝ってしまい乗れなくなってしまいました。それから駅のホームに立っているだけで涙が出てしまいます。人の視線が怖くて電車だけでなく学校も行けません。親にも言いましたが嘘だと思われています。
もう自分ではどうしようもありません。
電車の中は人が密集しているため、周囲からの視線を意識しやすく「電車が怖い」と感じてしまうのです。
原因4:過去にトラウマがある
過去の不快な経験が、電車への恐怖心を引き起こすケースもあります。次のような経験がトラウマとなって残ってしまうのです。
- 過去に電車内で体調を崩してしまった経験
- 痴漢被害に遭った経験
- 突然の急停車で転倒してしまった経験
このような経験がフラッシュバックすることで、電車に乗ること自体に強い恐怖を感じるようになります。とくに、事故や被害に遭った場所や時間帯と同じような状況に直面すると、さらに不安が強まることがあるのです。
実際に、下の口コミのようにトラウマがきっかけで電車が怖いと感じている人もいます。
電車が怖いです。
引用:Yahoo!知恵袋
3年前に電車の中で体調を崩して以来それがトラウマとなり、電車に乗ることが怖いです。
誰かと一緒なら大丈夫ですが、1人では乗れません。
調べたところ「人混みが苦手なタイプ。車やエレベーター、バスなども同様に感じる」とありました。
確かに人混みは大の苦手です。
でもバスやエレベーター、車ではそのように感じません、むしろ快適に感じます。
この症状はなにでしょうか?
単純に電車が苦手なだけでしょうか?
過去にトラウマがあって電車が怖いと感じる人は、トラウマを少しずつ克服することが大切です。
怖さで電車に乗れない時の対処法4つ

ここからは怖さで電車に乗れない時の対処法を、4つにまとめて紹介します。
対処法1:家族や友達と一緒に乗る
家族や友達と一緒に乗ることは、怖さで電車に乗れない時の対処法のひとつです。1人で乗車すると不安が強くなりやすいものの、家族や友達がそばにいることで安心感が生まれます。
仮に電車の中で体調が悪くなっても、一緒にいる人が落ち着かせてくれることで、不安を和らげることができるのです。たとえば、最初は通勤・通学の経路を一緒に確認してもらったり、慣れるまでの数日間は同行してもらったりするのも効果的です。
電車が怖いと感じたら無理をせず、家族や友達に協力してもらい、一緒に乗るようにしましょう。
対処法2:ラッシュの時間帯を避ける
ラッシュの時間帯を避けることも、怖さで電車に乗れない時の対処法のひとつです。朝の7~8時台は通勤ラッシュで、電車内は混雑しやすいです。
他の乗客との距離が近くなりやすく、恐怖を感じやすい状況といえます。そのため、可能であれば1時間程度早く出発したり、遅めの時間帯に移動したりすることが賢明です。
フレックスタイム制を導入している会社であれば、通勤時間をずらすことで、比較的空いている電車に乗ることができます。休日に電車で外出する際も、お昼〜夕方の混雑しやすい時間帯を避けて行動することが賢明です。
対処法3:通学・通勤手段を変える
電車以外の通学・通勤手段に変えることも、効果的な対処法のひとつです。たとえば、徒歩や自転車で通える距離であれば、思い切って通勤・通学手段を変更してみるのも効果的です。
学校や職場までの距離が遠い人は、バスや自家用車など、他の交通手段への切り替えを検討してみましょう。実際に、下の口コミのように、電車から自転車に通勤手段を切り替えた方も多くいます。
私は東京生まれで東京育ちですが
引用:Yahoo!知恵袋
満員電車は無理なので
自転車で通勤できる就職をしたり
工夫?してます。笑
また、学校や職場に近い場所への引っ越しを考えることも選択肢のひとつです。通学・通勤の手段を変えることで、電車を使わずに済ませることができます。
対処法4:気の紛れるものを用意しておく
電車に乗る際は、気を紛らわせるアイテムを用意しておくと効果的です。
たとえば、お気に入りの音楽やポッドキャストを聴くと、不安な気持ちを和らげることができます。また、好きな本を読んだり、スマホでゲームをしたりすることで、電車の揺れや周囲の状況に意識が向かないようにできるのです。
とくに、イヤホンを使用することで、電車の走行音や周囲の音を遮断でき、より落ち着いた状態で乗車できます。ただし、周囲の状況には注意を払いながら使用するようにしましょう。
1人で電車に乗れるようになる克服法

ここからは1人で電車に乗れるようになる克服法を、3つにまとめて紹介します。
克服法1:各駅停車から乗って段階的に慣れる
1人で電車に乗れるようになるには、各駅停車から乗って段階的に慣れることがおすすめです。快速や急行などの電車は、駅に停まる回数が少ないため、次の停車駅までの乗る時間が長くなります。
これにより、不安な気持ちが高まりやすくなってしまうのです。一方、各駅停車ならこまめに停まることで、心理的な負担が軽くなります。
たとえば、最初は1駅区間だけ乗車してみるところから始めましょう。下の口コミのように各駅停車に乗って段階的に慣らす人もいます。
電車の場合は少し早めに起きて各駅に乗るとか、調子が良いときは練習がてら急行に乗ってみたりしています。
引用:Yahoo!知恵袋
到着までの時間は長くなりますが、安心感を持って乗車できることのほうが大切です。
克服法2:電車が怖い原因を明確にする
電車への恐怖心を和らげるには、まず自分が何に対して不安を感じているのか原因を明確にすることが大切です。
「暴れている人がいた」「酔っ払いに絡まれた」など具体的な出来事がきっかけとなっているのであれば、要因に対する対策を立てられます。
また、混雑や揺れなど特定の状況に不安を感じる場合は、その状況を避ける方法を考えられるのです。不安を感じた状況を日記やメモアプリに記録しておくと、自分の傾向が分かりやすくなります。
克服法3:小さな成功体験を繰り返す
電車への恐怖心を克服するには、小さな成功体験を積み重ねていくことが効果的です。最初から長距離の乗車は避け、1~2駅程度の短い区間から始めましょう。
乗車時間が短いと、不安な気持ちも抑えられやすくなります。また、成功体験を重ねることで、少しずつ自信をつけることができるのです。
たとえば、最初は1駅だけ、次は2駅、その次は3駅と、徐々に距離を伸ばしていくことで、無理なく電車に慣れていきます。焦らずに自分のペースで進めていきましょう。
電車が怖いのは病の可能性も?

ここからは電車が怖いという症状から考えられる病気を、3つにまとめて紹介します。
パニック障害
パニック障害は、突然の激しい不安や恐怖とともに、動悸や呼吸困難などのパニック発作が現れる病気です。
パニック発作は、場所や状況に関係なく突然起こるものです。発作が起きた場所に再び行くと「また発作が起きたらどうしよう」という不安から、発作を繰り返す悪循環に陥ってしまいます。
電車内で発作が起きると、強い不安や死の恐怖、現実感の喪失などを感じ、すぐにその場から逃げ出したくなります。とくに、混雑した車内では症状が出やすく、発作への予期不安から電車に乗ること自体を避けるようになることもあるのです。
治療法としては、抗不安薬や抗うつ薬を使う薬物療法や、認知行動療法のような心理療法があります。精神科や心療内科に相談することで、適切な治療法を見つけられます。
なお、パニック障害の特徴や根本的な発症原因をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。


閉所恐怖症
閉所恐怖症は、狭い密閉された空間に強い不安を感じる病気です。電車は、混雑時には狭い空間に多くの人が密集する状態となります。
その結果、息苦しさや圧迫感を強く感じ、パニック状態に陥るのです。また、次の駅までドアが開かないことへの不安も重なり、症状が悪化することもあります。
「窓際の席に座る」「出口に近い場所に立つ」など、開放感を得られる場所を選ぶことで、不安を和らげることが可能です。閉所恐怖症の治療には、抗不安薬を使う薬物療法や曝露療法や認知行動療法などの心理療法があります。
社交不安障害
社交不安障害は、人前で不安や緊張を強く感じる病気です。電車内では、常に他人の視線を意識せざるを得ない状況が続きます。
その結果「周りの人に変な目で見られているのではないか」「具合が悪くなって迷惑をかけてしまうのではないか」といった不安が強まります。とくに、混雑時には他の乗客との接触が避けられず、大きなストレスとなるのです。
社交不安障害の治療法は、薬物療法と心理療法の2つです。薬物療法は、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が使用されます。心理療法では、1対1で行う認知行動療法が有効とされています。
まとめ
電車への恐怖心は、多くの人が経験する一般的な感情であり、約7割の人が怖いと感じた経験があります。その原因は、車内の圧迫感や予期しない動き、周囲の視線、過去のトラウマなど、さまざまです。
もし怖さが強いときは、パニック障害や閉所恐怖症、社交不安障害などの可能性もあるため、病院への相談を検討しましょう。焦らずに自分のペースで克服していくことが大切です。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。
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