ご家族へのインタビュー

  • 精  神  症  状人目が気になる、緊張すると吐き気がする
  • 身  体  症  状腹痛
  • できないこと

    電車に乗るのが怖い、食事ができない

  • 回    数90分×8回。
  • 期    間9ヶ月
  • 方    法対面

※画像はイメージです。

今日はご家族の方へのインタビューです。よろしくお願いいたします。

はい、よろしくお願いいたします。

まず、、お子さんはどんなことでお困りでしたか?

嘔吐恐怖や不安症状で困っていました。学校に一人で行けない、電車に乗れない、うちの中でもパニックを起こすなどで、家から出られない状態で。。とにかく、うちでただ寝ているという時期もあり、玄関から出ても、家から3歩出て帰ってくることもありました。家族で交代して看病していました。

そうだったのですね、最初、お子さんからその症状を聞いた時はどんな気持ちでしたか?

正直、、最初は何を言っているんだろうと思ったりもしました。他のお友達からも、電車に乗れないなんて意味がわからないとか言われて来たみたいで、子供は一人で悩んでいたようでした。でも、病院にいったら嘔吐恐怖症という診断で。医師からは、「これは・・・治るかなぁ、、、」って言われて・・・さらに、未成年の抗うつ剤で自殺率が高いということで、お薬も出してもらえず、途方に暮れていました。

それは心配でしたね。

はい、何をしたらよくなるのか、もう来年は高校生なのに大丈夫なのか、と心配にもなり、私自身、泣くこともありました。

なぜ、カウンセリングを受けさせてみようと思ったのですか?

鈴木先生のメルマガと、動画を見て、さらに自分でも治療法を調べて、娘にどうかなと思いました。私から子供に、「話ながら、身体をトントンってやったりするだけだから大丈夫だよー」「行ってみる?」って言ったら、「やってみる」って言ったので、カウンセリングを受けることにしました。

お子さんがカウンセリングを受ける上で心配なことはありませんでしたか?

新しい心理療法ということを聞いていて、自分でも調べてはいたのですが、どんなことをするんだろう、という不安がありました。最初の2回くらい、カウンセリングに一緒に同席させてもらって、最初はこれ?最初はこれでよくなるの・・。えーーー、って思うのですが、不思議でした。本人に聞くと、すごくすっきりしたとか、楽になった、とか言っていました。さらに、先生からすごくいいねって褒めてくれたことが、本人もうれしかったみたいで。その後、見ていると、すごく元気になっているとか、前向きになっているな~って感じることがあり、波はあって、落ち込んだりもするんですが、それを先生と一緒に乗り越えていきました。

お子さんはどのようにして、よくなっていきましたか?(克服の過程)

今振り返ると、波がありながらも、ちょっとずつ階段を登って行っていたのがわかります。最初は学校に行けなかったけど、保健室に10分いるところから始まって、誰もいない教室に入る等して、教室に慣らしていって。本人が行動して「できた」という経験を重ねて、よくなっていった印象で、さらにカウンセラーの先生からも、「できたね、すごい」って言われたから、本人も「すごいかな^^」って得意になってたり。様子を見ていて、友達と会えるようになってきてるな、ドキドキしたけどタッピングで乗り切ったとかって話を聞くと、家族も安心してきました。それを繰り返して、今は、すごく落ち着いてきたな、と思います。

今、お子さんはどのような状態ですか?

以前は、前は毎日迎えにいっていたけど、今は一人で通学できるようになりました。また、苦手だった食事も、普通の高校生みたいに、ファーストフードに行ったり、お友達と楽しんでいます。

今後も大丈夫そうですか?

そうですね、たぶん大丈夫だと思いますし、またなったとしても、こうやれば治るってわかるから、そんなに心配ではないです。何をすればいいってわかってる、情報があるっていうのは、本当にありがたいです。もし、また娘の体調が悪くなったとしても、ああ、インフルエンザにかかったのね、くらいで対処ができる。もうあんなに泣いたり、途方にくれたりはしないと思います。

お子さんが症状を抱えたことで、お母さんにも変化はありましたか?

最初は色んなことが不安でした。なんで他の子ができることができないんだろう、中3だったから、高校に進学できなかったらどうしよう、って。でも、娘と向き合っているうちに、性格なんだから仕方ないじゃないって、本気で思えるようになりました。規格品でもないし、青春ドラマみたく謳歌していなくても、うちにいるのが好きで、外国の音楽が好きな子で十分じゃないって。最初、症状を抱えながら、私が娘を変えようとしたり、否定したりしたことが、さらにつらかったんじゃないかなって思います。中3の自殺するかもって思った時期もあって、その時に、引きこもっていても、この子が生きてさえいればいいって思えるようになりました。

お子さんの症状で悩まれている親御さんに、伝えたいことはありますか?

今も、TVで吐くシーンとかあったりすると、娘は不安になるときもあるけど、そんな時は、相変わらず嘔吐恐怖症だねっ(笑)て、笑い飛ばして、でも、そのうち忘れるから大丈夫だよねって、言ってます。他の人から見ればへんてこりんかもしれないけど、うちの子は優秀じゃないけど、でも、それでいいんじゃないかなって。アンテナ感度が良すぎるから繊細で困っちゃうね(笑)って、笑い話にして受け入れるようにしています。別に電車乗れなくたって、だったら乗れなくていいじゃんって娘に言ってて、それが逆に安心感につながったようにも思います。

先生へ伝えたいことはありますか?

あきらめなくてよかったです。本当にお世話になったし、本当に助けてもらった。こんな仕事があるんだ、って。誰に助けを求めればいいかもわからなくて、、本当に感謝しています。ありがとうございます。

頂いた声をHPに載せてもいいですか?

どうぞ使ってください。困っている方の参考になるのであれば、私もうれしいです。